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ピュアポタッシュ スキンケアソープ 「大豆70」(Ascent Soap Corp.(アセント石鹸)) ボディーソープ解析ドットコム
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ピュアポタッシュ スキンケアソープ 「大豆70」

Ascent Soap Corp.(アセント石鹸)


ピュアポタッシュ スキンケアソープ 「大豆70」の格付け

☆☆☆☆

皮膚刺激リスク
★★★
☆☆
さっぱり感:〇
うるおい感:X
敏感肌適性:X
1mlあたり3.5 円

ピュアポタッシュ スキンケアソープ 「大豆70」の解析結果

石鹸最高!系のメーカーなのでしょうか。異議ありです。


いろいろと丁寧に説明されているようですね。
大豆とヤシ油由来であること、経皮毒がない、合成化学物質一切不使用、というこだわりの石鹸とのことです。
いや、しかし、石鹸自体が合成化学物質ですが

石鹸屋さんがいつも勘違いしているポイントですが、石鹸は合成物質ではないと、何故か思い込んでいるという不思議。

それこそ、大豆油とヤシ油+水酸化Kという化学合成でできているものがまさに石鹸なのですが、
どうもラウレス硫酸Naもアミノ酸系洗浄剤も合成化学物質で、石鹸は天然ものである、と主張したいのでしょう。

しかし、石鹸は自然界には存在しません。
れっきとした、合成物質です。

それを踏まえた上で、この製品を眺めてみると色々と、声高にアピールしているわりにはただの石鹸

ただの石鹸ですから、髪のキューティクルを開いてしまう、肌のセラミドを溶出させ、セラミドの産生を7時間前後遅らせる懸念があるということになります。
また、合成界面活性剤に比べて石けんは洗浄に多くの分量を必要とするため、これも環境に優しいとは言えない原因になっています。
なおかつ、水道水のミネラル分と結合して石鹸カスを生成し、髪のごわつきを生じさせ環境に悪影響を与える(富栄養化)問題があります。

ついでに言えば、今どき経皮毒になるような合成界面活性剤を使ってるメーカーはほぼありません。

この点でも、石鹸はさも安全性が高いということをアピールするために、合成石鹸を誤った解釈で悪者にすべきではありません。

まとめ

石鹸だからどうこう、という以前に、情報発信のあり方について問題ありと言わざるをえない一品でした。


主な成分の解説

カリ石けん素地は単純な脂肪酸とアルカリによる石けんで、アルカリ性でなければ作用せず、そのアルカリ性であることが肌の保湿成分を溶出させる原因となります。

ピュアポタッシュ スキンケアソープ 「大豆70」の全成分:

成分/カリ石鹸(水、脂肪酸カリウム、原料油脂由来のグリセリン)
原料油脂/大豆、ヤシ(ココナッツ)

ピュアポタッシュ スキンケアソープ 「大豆70」の宣伝文,商品説明:

100%ベジタブルオイル使用
健やかなお肌のために生まれたスキンケアソープです。 ノンキャリーオーバーオイル(大豆と椰子)由来のグリセリン(後から添加したものではない)は、カサカサする方やお肌に自信の無い方は特にお勧めです。

ノンキャリーオーバーオイルでつくった合成化学物質一切不使用の石鹸なので「いわゆる経皮毒」が問題になるような有害化学物質の心配もありません!(MSDSも必要なし)

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