総合点
2.83総合ランク
577個中 236位成分数
7植物エキスの数
0コスパ
0安全性
0素材の品質
0使用感の良さ
0エイジングケア
0ホワイトニング効果
0保湿効果
0スキンケア力
<0環境配慮
0浸透力
0即効性
0持続性
0ツヤ感
0サラサラ感
0特に優れた素材
0注意が必要な素材
0メーカー
Pigeon/ピジョンブランド名
ピジョン容量
80ml参考価格
450円1mlあたり
5.6円JANコード
4902508083751KaisekiID
7190意味もなく天然由来ガーとか、化学物質ガーとか言わずに、シンプルに、合理的にオイルを考えたらこうなるでしょう。
なんとなくトリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルというオイルよりは、オリーブオイルみたいな響きのほうが天然オイルだし安全なように感じるのはわかりますが、実際にはトリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルのほうが酸化安定性も高く安全で、しかもベタつきがありません。
オリーブオイルやワセリンといった油剤はベッタベタになるのが問題で、オリーブオイルはわずかに酸化されやすい部分を持ちますので天然由来といえども万全な素材ではないんです。そういう意味では、合成オイル=エステルオイルとはいえトリ(カプリル酸/カプリン酸)グリ=セリルはそのような欠点をことごとく解消した素材、と言えるんですね。
次のエチルヘキサン酸セチルにしても同様で、このベビーオイルは塗ってもサラッとしているのが最大の特徴。そして論ずるまでもなく安全です。そしてエステルオイルゆえにコストも天然物より安いという二重三重のメリットがあるわけです。
さらさらな(赤ちゃんの胎脂に近いらしい)油剤をベースにして、さらに肌の炎症を抑えるグリチルレチン酸ステアリル配合。肌バリア成分でもあるセラミドNPやイソステアリン酸コレステリル、スクワランという構成です。シンプルですが、実に過不足ない処方になっているのがおわかりいただけるでしょう。
赤ちゃん用だからといって、無添加、天然由来が安心というのは偏った考え方であり、シンプルに成分のメリットと合理性を考えればこのベビーオイルの処方で十分ですね。逆にオリーブオイルとか亜麻仁油は天然オイルではありますが酸化されやすい不飽和脂肪酸という部類なので、エステルオイルよりもリスクという面では上昇してしまいます。
赤ちゃんへの安全性を天然か、合成かで判断するのではなく、その成分はどういうメリット、デメリット、特徴を持っているのか、で判断するのが一番失敗の少ない考え方になるかと思います。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストア+などを運営。