広告
根本的なポイントとして、なぜ石鹸が合成界面活性剤ではなくて、安全な成分だと思い込んでいるのか。
石けんが「カリ石けん素地」 と表記されているように、脂肪酸(ラウリン酸やミリスチン酸など)と水酸化カリウム(劇物)を合成して作る、界面活性剤そのものです。
肌に優しくて敏感肌の人にも安心して使えるというのは間違いです。
原料に強烈なたんぱく腐食性を持つ水酸化カリウムを使用しているれっきとした合成界面活性剤 なんですね。
ラウレス硫酸ナトリウムの「硫酸」という響きが怖そう、というイメージを持たれますが、
石鹸も実は劇物を非常に多い割合で混合させている成分です。
しかも、ラウレス硫酸ナトリウムなどが弱酸性に仕上げることもできるのに対し、
石鹸はアルカリ性に限られます。
アルカリ性の界面活性剤が敏感肌に使われるべきでない、という論文や研究過程での話は枚挙にいとまがありません。
ちなみに言えば、石鹸がもたらす石鹸カス(金属石鹸)は不溶性で 立派に環境に負担をかけています。
そういった事実を考えれば、アルカリ性の石鹸を、敏感肌の方や赤ちゃんに使うべきではなく、
環境に優しいものを使いたいなら、やはり石鹸は不適正であるといえます。
弱酸性の洗浄剤であれば、たとえラウリル硫酸ナトリウムであっても石鹸より肌の保湿因子を流出させません。
このような事実を見て見ぬふりして(本当に知らないのかもしれませんが)、石鹸は優しい、環境にもいいと譫言を繰り返すのはあまり関心できません。