いち髪シャンプー
クラシエ
いち髪シャンプーの格付け
いち髪シャンプーの解析結果
成分を見ていくと、
ラウロイルサルコシンTEAは、アミノ酸系とは言えないほど洗浄力が強く、かつ刺激性が懸念される洗浄剤。石けんのような沈着性があり、脱脂力が過剰・刺激性があり、感触も悪い成分。
パーム核脂肪酸アミドプロピルベタインは両性界面活性剤で、洗浄剤の刺激緩和や粘度調整、コンディショニング効果を与えます。
コカミドメチルMEAは花王が開発した非イオン界面活性剤ですが、DEAと比較しても泡立ちの即効性、持続性、泡量ともに優良な効果を示す増粘剤。
ジステアリン酸グリコールはシャンプー用パール化剤。真珠に似た結晶を形成し、パール調光沢を与える。
洗浄剤に関しては汎用で肌に刺激、過剰な脱脂力とコンディション悪化を懸念される内容。
その他の成分をピックアップすると、
コメエキスは黒米玄米由来のエキスで、含有するアントシアニン、ポリフェノールにより美白、美肌、白髪染め効果、眼精疲労軽減、抗糖尿病、抗酸化作用を付与。
コメヌカエキスは収れん作用、ヒアルロン酸分解酵素阻害効果による保湿効果。
コメ胚芽油はγ-オリザノールの美白作用、ビタミンEの40-60倍もの抗酸化作用、フェルラ酸の紫外線吸収効果、抗菌作用、リノール酸、オレイン酸のエモリエント作用を付与します。
加水分解コメタンパクはコメ特有のたんぱく質である
コメヌカ油脂肪酸フィトステリルはγーオリザノールが豊富な油で、エモリエント剤として使われます。体温で急激に粘度が低下するため、非常にタッチのいい成分。
抱水性が高く、ワセリン並の閉塞性で保
ムクロジエキスはサポニンを豊富に含んでおり、抗菌・抗炎症作用を付与。
ツバキ花エキスは抗酸化作用、5α-リダクターゼ阻害作用(抗男性ホルモン様作用)を発揮。
ヒオウギエキスはイソフラボンを含有し、女性ホルモン様作用、美白作用、抗老化作用を付与。
さて、前述のラウロイルサルコシンTEAですが、
なんと口に入った場合、口腔粘膜剥離作用があることが判明しました。
つまり、粘膜に(この場合口の中の粘膜に)触れるとタンパク質に吸着して剥がしてしまうよ、ということです。
例えば歯磨き粉であれば5%以内しか、このラウロイルサルコシン塩は配合できないほどにデメリットが確認されてしまいました。
シャンプーを口に入れる人は少ないと思いますが、
洗髪中に入らないとも限りません。
また、
様々な油性成分等によるコンディショニング効果は、実はこのデメリットを感じさせないためと言えなくもないでしょう。
旧指定成分のEDTA-2Naは石けん的なデメリット対策で配合せざるを得ないものでもあります。(これ自体が毒ではありませんが、アレルギーの可能性があるということで旧指定成分に指定されていました)
こういったタイプのシャンプーならば使わないに越したこと無いということです。
あとで何かあっても遅いので、きっぱりとこういうデメリットの多いものはゴメンだわ、と決断しておきましょう。
いち髪シャンプー宣伝文,説明文:
「いち髪 シャンプー」は、古来より受け継がれてきた伝統の成分、ヒオウギ、米のとぎ汁より抽出したユスルエッセンス、ツバキエキス、ムクロジなどの純和草エキスを配合したシャンプーです。
補修・保湿としてダメージによって失われた髪の弾力、瑞々しさを高め、髪につやを与え、しとやかな状態に導きます。
天然洗浄成分によるキメ細かい泡で、ダメージの原因であるシャンプー時の摩擦を防ぎながら髪の1本1本まで優しく洗い上げます。
櫛通りをよくし、ブラッシングなどによるダメージを予防、結ったりひっぱったりすることによるダメージも防ぐよう促します。
奥ゆかしくほのかに香る山桜の香り。
枝毛・切れ毛ケア用として。