解析ジャーナル

冬のラウレス硫酸Naは、つらい

乾燥まったなし。冬はラウレス硫酸Naがつらい。

冬はつらい。筆者の場合、冬はすぐに指紋認証がきかなくなるほど指が荒れる。

石けんはもちろん、少し洗浄力が強いシャンプーや食器洗剤を使っただけでダメになる。iPadやMacbookを開く際の指紋認証が使えなくてつらい。

指3本を指紋登録しているが、どれもダメ。どれも読み取れない。

これには過去、飲食で長くバイトをしていた経験があり、指紋が薄れるほど働いたのが影響しているのではあるが、、。

夏だと、そこまで洗浄剤の違いが問題になることはないのだが・・。冬はつらい。

冬は、皮脂の分泌も減るし、汗もかかないから肌バリアも生成されづらい。しかもお湯をよく使うし、お風呂に入る時間も長くなりがち。だから、肌はとても乾燥しやすい。よほど手入れしてないと、ふつうに乾燥する。

そんな状況で、石けんやら食器洗剤を頻繁に使うと、あっという間に肌はボロボロになるのである。もはや指のライフはゼロなのである。

一番つらいのは、あの洗剤

とてもシンプルに言うと、ボディソープであればラウレス硫酸Naベースでも問題ないと思ってる。弱酸性にできるし、泡立ちも良い。泡切れも良い。石けんに近いが、弱酸性だから悪さをしない。

石けんはアルカリだから、肌バリアが溶けてしまう。

ラウレス硫酸Naは、肌バリアがある程度残っていれば問題ない。しかし、やはり冬はつらい。

ふつうに過ごしているだけで、どんどん乾いていくのが冬。肌バリアにとって過酷な季節。そこで洗浄力の強いものを当てるのは大変よくない。ラウレス硫酸Naももちろんつらい。

一番良くないのは、石けん。肌バリアをアルカリで溶かしてしまう。天然保湿因子を溶出させたら、ラウリル硫酸ナトリウムよりもずっと上。ヤバいやつ。それに比べたら、ラウレス硫酸Naのほうがずっとマシ。だけど、ベストには程遠いのだ。

冬こそ、洗浄力は最小に

もし、冬に乾燥を自覚するタイプの方は、とにかく洗浄剤の洗浄力を最小出力にすべきだ。

アミノ酸系洗浄剤を中心に、刺激も洗浄力も最小化し、スキンコンディション維持を重視したアイテム選びをするべきだろう。冬はそもそも、洗い落とすべき皮脂などがとても少なくなり、洗浄力があまり必要ないのだ。(もちろん、個人差があることは良い添えておく)

冬こそ、アミノ酸型のシャンプー、非イオン界面活性剤系のボディソープなどが活躍するときなのである!なんとなく洗った気がしなくて敬遠している方も、乾燥し始めたと思ったらアミノ酸系ベースのものに買えるべきだろう。

もちろん、普段はそんなにおすすめしない「お湯シャン」も、冬で乾燥がひどいときは実践する意味がでてくる。たまには役に立つが、いつもお湯シャンだと違う問題が出てくる。なのでマイルドな洗浄剤のシャンプーやボディソープがおすすめというわけだ。

冬こそスキンケアを。男性諸君も!

洗浄剤をマイルドにして、バリアの流出を抑えたら、今度は不足分を補う。

そう、化粧水や乳液、クリーム、美容液、これらのアイテムの出番だ。これは、男性も同じ。男性もこの季節、実は乾燥肌になっているケースが多いのだ。

基本は、不足してるものを補うこと。1人1人肌の状況は違うし、同じ人でも顔とボディでまた違う。どこに何が不足している→だからここにあれを使う、という具合に調整するのがスキンケア。

決して、評判の良い化粧品をまんべんなく塗ればいいというものでもないのだ。

一番良いのは、色々使ってみること。自分にとってのハズレも経験することが大事。必要ないかな、と思っても使ってみて、肌の声を聞いてみること。

もちろん、解析ドットコムをみれば優れたものを見つけるのは容易だが、自分にフィットするものは数をこなさないと見えてこない部分がどうしてもある。

自分に良さそう、と思ったら、とりあえず使ってみる。使っていない状態と、どのくらい良くなったか、悪くなったか、よく観察しよう。肌の声を聞こう。

ハズレを経験しないと、当たりがどれなのか意外とわからない。だから、数をこなそう。安いものからでいいので、質がよさそうなもの、自分に合ってそうなものをとにかく試してみよう。