成分を順に見ていくと、
ミリスチン酸、ラウリン酸、パルミチン酸＋水酸化Kのよくある石けんベースに、
ラウリルグルコシドが非イオン界面活性剤で刺激緩和作用。
ジステアリン酸グリコールはシャンプー用パール化剤。真珠に似た結晶を形成し、パール調光沢を与える。
カロットエキスは人参(西洋:ナニンジン)の根から得たエキスで、皮膚代謝促進、血行促進効果を与えます。
スクワランは人の皮脂にも3-4%含まれる保湿成分で、刺激なく油分と水分を乳化させ保湿作用を示し、不足すると肌の乾燥、代謝の低下をまねきます。
シア脂は、肌に塗ると溶けて浸透する感触の良いエモリエント剤。紫外線吸収効果も。
アセチルグルコサミンは肌に浸透しやすく、ヒアルロン酸、コラーゲンなどの産生を促進する作用がある浸透型保湿成分です。
果物エキスなどもいくつか配合され、肌のキメを整えるような効果を狙っているようです。

基本の石けんにいくつかのデメリット緩和成分を混ぜ込み、
多少実用的な構成になっているため及第点は与えられるでしょう。
少しマイルドで保湿感が残る石けん、というイメージでいいと思います。
勿論、より優れたボディソープは山ほどあるわけですが、
あくまでも石けんのカテゴリでは使える部類といえます。