マイルド、少しさっぱり仕上げのアミノ酸系ボディソープ。

まずまず悪くないレベルで仕上がっている一品。
スキンケアしながら洗える点で一般的なボディソープより気が利いた内容となっています。

成分を順に見ていくと、
コカミドプロピルベタイン(両性界面活性剤)が刺激緩和、粘度調整。
ラウロイルメチルアラニンNaはアミノ酸系洗浄剤ですが、洗浄力はわりと高くコンディショニング効果を与え低刺激で酸性OKなバランスの良い素材。
ココイルグルタミン酸Kは皮膚、粘膜刺激が低く、コンディショニング効果を持ち、泡質を改良したりしっとり感を与える効果も。
ココイルグリシンKはアミノ酸系洗浄剤の一種。アルカリ性を好み、弱酸性ではほとんど泡立ちもしない。アミノ酸系では最も刺激性があり、さっぱりした仕上がりだが肌には少々負担。

洗浄剤のクオリティはまずまず上品で適度なサッパリ感。悪くありません。

ティーツリー葉油はオーストラリア原住民の間で消毒剤として使われていた殺菌作用を持つ精油で、肌を清潔に保ち、すっきりとした芳香性を持つ。
褐藻エキスは大西洋、中南米海域に産生する褐藻類で、ビタミンA,Dの高レベルでの含有、アミノ酸、ミネラル類の含有により、整肌作用、増粘、感触改良、保湿、生理活性促進効果を付与。
紅藻エキスはオゴノリ、トサカノリ、テングサ、キリンサイなどから得た海藻の水溶性高分子エキスで、ミネラルが豊富な他、保湿・抗酸化力に優れる。アンチエイジング目的で用いられます。
緑藻エキスはクロレラなどの海藻から得たエキスで、ミネラル、ビタミンを豊富に含み皮膚細胞の活性化、弾力を増す効果。肌の引き締め効果も付与します。
オウゴンエキスはバイカリン、バイカレインを有効成分とし、タバコの煙など環境ストレスによる皮膚老化を抑制、美白、抗シワ、毛穴・敏感肌改善、育毛、抗菌作用などを付与。

適度なしっとり感、保湿力を与えながらのボディソープということで、
使用感、仕上がり、また肌へのマイルド加減など、質としては悪くない一品といえます。
主に肌の弱い方、乾燥肌向けといえる設計です。
海の恵みエキスも配合され、スキンコンディショニング作用を付与しながらの洗浄性が優しい印象ですね。
一定の評価に値する、まずまず使い勝手のよい一品といえます。
よりサッパリ感を好む方にはやや物足りない程度か。