| 成分名 | カギイバラノリエキス |
| 慣用名・別名 | カギイバラノリエキス、フノリモドキエキス |
| INCI名 | Hypnea Musciformis Extract |
| 由来 | 植物性 |
| 推奨配合濃度 | 1〜5% |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | 植物由来成分 |
カギイバラノリエキスは、紅藻類の一種であるカギイバラノリ(Hypnea musciformis)から得られる植物性(海藻性)エキスで、化粧品・ヘアケア分野では主に皮膚コンディショニング剤として配合される。その名の由来は先端がカギ状に曲がった形状と、イバラの棘に似た外観から。八丈島では「ブド」と呼ばれる郷土料理に使われ、長い食用歴を持つことが安全性の裏付けとなっている。
主成分はκ-カラギーナン類似の硫酸化多糖類であり、この多糖が水を引き付け保持する能力が高い。毛髪に塗布すると多糖フィルムが形成され、キューティクルの保護と滑らかな指通りの改善に貢献する。フランス・バイオテックマリン社が海洋由来成分として積極的に研究を進めており、ヘアダメージ修復効果に関するエビデンスが蓄積されつつある。
類似成分として同じ紅藻由来のカラギーナンやアイリッシュモスエキス(コンドロスエキス)が挙げられるが、カギイバラノリエキスはよりヘアケア特化の配合事例が多い点が特徴。アイリッシュモスが主にスキンケアで利用されるのに対し、こちらはシャンプー・トリートメント・ヘアパック類への配合が目立つ。海藻エキス全般と同様に相乗効果が期待でき、ヒアルロン酸やコラーゲンとの組み合わせで保湿・補修効果の底上げが期待される。
安全性については食用歴や化粧品での長年の使用実績から問題は報告されておらず、EWGスコアも低い。研究論文では肝細胞癌や白血病の早期診断マーカーとしての応用も模索されており、海藻成分としての多面的なポテンシャルが今後さらに注目される可能性がある。環境面では海洋由来・生分解性が高く比較的環境負荷は低い。
5件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)