| 成分名 | ココジモニイウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチン |
| 慣用名・別名 | カチオン化加水分解ケラチン(ヤシ油系) |
| INCI名 | Cocodimonium Hydroxypropyl Hydrolyzed Keratin |
| 由来 | 半合成 |
| 推奨配合濃度 | 0.5〜3% |
| 適正pH域 | 3.5〜6.5 |
| コメドジェニック度 | 2/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | カチオン界面活性剤 |
ココジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチンは、羊毛(ウール)から得たケラチンタンパクを加水分解し、ヤシ油由来のジメチルアンモニウムヒドロキシプロピル基を結合させたカチオン性ケラチン誘導体である。髪の主要構造タンパクと同じケラチン系であることから、毛髪との親和性が高く、損傷部位への選択的吸着が特長。
作用機序としては、カチオン性の四級アンモニウム基がダメージ毛髪表面のアニオン電荷(システイン酸など)と静電的に結合し、吸着性を高める。これによりケラチンペプチドが毛髪内部や表面に効率よく定着し、キューティクル補修・タンパク質充填・保湿の3つの効果を複合的に発揮する。帯電防止作用も高く、静電気によるゴワつきや絡まりを低減する。
類似成分と比較すると、加水分解ケラチン(未修飾)は毛髪吸着力が低く効果持続性が劣るのに対し、本成分はカチオン化により吸着力と残留性が大幅に向上している。一方、ポリクオタニウム系ポリマーと比べると自然由来タンパク質ベースであるため補修感に深みがある。ただしカチオン性界面活性剤的な性質をもつため、過剰配合では頭皮刺激や蓄積によるごわつきリスクも否定できない。
日常的なたとえで言えば、「ダメージを受けた毛髪のひび割れに専用パテを塗り込む」感覚に近い。ケラチンという髪と同じ素材のパテが、カチオン性の「接着剤」によってしっかり固定されるイメージ。特にカラー・パーマ後のタンパク質流出が激しい毛髪に対して有効な成分として評価されている。ヘアマスク・トリートメント・シャンプーなど幅広いヘアケア製品に0.1〜2%程度で配合される。
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