Ingredient Analysis

ココジモニイウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチン

カチオン界面活性剤 ID: 1291
カチオン界面活性剤 コンディショニング・帯電防止を担う陽イオン性界面活性剤
-15

安全性
+35

素材の品質
+25

使用感
基本情報
成分名ココジモニイウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチン
慣用名・別名カチオン化加水分解ケラチン(ヤシ油系)
INCI名Cocodimonium Hydroxypropyl Hydrolyzed Keratin
由来半合成
推奨配合濃度0.5〜3%
適正pH域3.5〜6.5
コメドジェニック度2/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ カチオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +35
成分の素材品質・配合価値
安全性 -15
肌・頭皮への安全性
補修力 +45
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 -10
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +40
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +25
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -20
環境負荷・生分解性の評価

概要

羊毛由来の加水分解ケラチンに、ヤシ油脂肪酸由来のココジモニウムヒドロキシプロピル基(カチオン性四級アンモニウム)を付加した半合成カチオン性タンパク質誘導体。カチオン電荷により損傷毛髪のアニオン部位へ選択的に吸着し、ケラチン由来ペプチドが毛髪構造を内部・表面から補修。帯電防止・コンディショニング・保湿の複合効果を持つ。安全性スコアはやや低め(カチオン性刺激リスク)。

ココジモニイウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチンの解析

ココジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチンは、羊毛(ウール)から得たケラチンタンパクを加水分解し、ヤシ油由来のジメチルアンモニウムヒドロキシプロピル基を結合させたカチオン性ケラチン誘導体である。髪の主要構造タンパクと同じケラチン系であることから、毛髪との親和性が高く、損傷部位への選択的吸着が特長。

作用機序としては、カチオン性の四級アンモニウム基がダメージ毛髪表面のアニオン電荷(システイン酸など)と静電的に結合し、吸着性を高める。これによりケラチンペプチドが毛髪内部や表面に効率よく定着し、キューティクル補修・タンパク質充填・保湿の3つの効果を複合的に発揮する。帯電防止作用も高く、静電気によるゴワつきや絡まりを低減する。

類似成分と比較すると、加水分解ケラチン(未修飾)は毛髪吸着力が低く効果持続性が劣るのに対し、本成分はカチオン化により吸着力と残留性が大幅に向上している。一方、ポリクオタニウム系ポリマーと比べると自然由来タンパク質ベースであるため補修感に深みがある。ただしカチオン性界面活性剤的な性質をもつため、過剰配合では頭皮刺激や蓄積によるごわつきリスクも否定できない。

日常的なたとえで言えば、「ダメージを受けた毛髪のひび割れに専用パテを塗り込む」感覚に近い。ケラチンという髪と同じ素材のパテが、カチオン性の「接着剤」によってしっかり固定されるイメージ。特にカラー・パーマ後のタンパク質流出が激しい毛髪に対して有効な成分として評価されている。ヘアマスク・トリートメント・シャンプーなど幅広いヘアケア製品に0.1〜2%程度で配合される。

相性の良い成分

加水分解ケラチン パンテノール グリセリン セラミド

相性の悪い成分・混合注意

強アニオン界面活性剤 強酸性成分

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