| 成分名 | ジメステアリン酸PEG-3 |
| 慣用名・別名 | ジステアリン酸PEG-3 |
| INCI名 | PEG-3 DISTEARATE |
| 分子量 | 約540 Da |
| 由来 | 半合成 |
| 推奨配合濃度 | 0.5〜3% |
| 適正pH域 | 3〜7 |
| EWGスコア | 4/10 |
| コメドジェニック度 | 2/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | ノニオン界面活性剤 |
ジメステアリン酸PEG-3(INCI: PEG-3 DISTEARATE)は、ポリエチレングリコールの両末端をステアリン酸でエステル化したジエステル型ノニオン界面活性剤である。EO(エチレンオキサイド)の平均付加モル数が3と非常に少ないため、HLB値は低く、どちらかといえばW/O型乳化向きの特性を持つ。
化粧品・ヘアケア製品においては、主として乳化安定化・増粘・テクスチャー調整を目的に少量配合される。乳化剤というよりも乳化助剤として機能し、他の界面活性剤と組み合わせることで系全体の安定性を高める役割を担う。単独での乳化力は限定的であり、補助的な成分と位置づけられる。
安全性については、ノニオン界面活性剤全般として皮膚刺激は比較的低いとされるが、ポリエチレングリコール(PEG)系成分特有のコンタミリスク(エチレンオキサイドや1,4-ジオキサンの微量混入)が指摘されており、EU・米国など一部の安全評価機関では注意が促される場合がある。日本では旧指定成分には該当せず、現行の化粧品成分として広く使用可能。
環境面では、PEG骨格を持つ成分全般に言えるように生分解性が低く、水系環境への残留リスクがある。この点がサステナビリティの観点から最大の課題であり、環境スコアはマイナス評価となる。類似成分としてはモノステアリン酸PEG-各種(PEG-20 STEARATE等)があるが、EO数が少ない本成分はより疎水性が高い点で差別化される。配合量は中国のデータで最大4.5%(リンスオフ)とされており、多くの製品では低濃度での使用にとどまる。
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