Ingredient Analysis

ジメステアリン酸PEG-3

ノニオン界面活性剤 ID: 1341
ノニオン界面活性剤 乳化・可溶化を担う非イオン性界面活性剤
+10

安全性
+10

素材の品質
+20

使用感
基本情報
成分名ジメステアリン酸PEG-3
慣用名・別名ジステアリン酸PEG-3
INCI名PEG-3 DISTEARATE
分子量約540 Da
由来半合成
推奨配合濃度0.5〜3%
適正pH域3〜7
EWGスコア4/10
コメドジェニック度2/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ ノニオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +10
成分の素材品質・配合価値
安全性 +10
肌・頭皮への安全性
補修力 +0
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +0
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +20
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +20
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -30
環境負荷・生分解性の評価

概要

ジメステアリン酸PEG-3(PEG-3 DISTEARATE)は、ポリエチレングリコール(平均EO3モル)の両末端をステアリン酸でエステル化したノニオン界面活性剤。HLB値は低めで、主にW/O型乳化助剤・増粘剤・乳化安定剤として機能する。生分解性は低く環境負荷が懸念される。皮膚刺激性は比較的低いが、POEアレルギーのリスクは否定できない。シャンプーやヘアケア製品に少量配合され、乳化安定化・テクスチャー調整に寄与する。

ジメステアリン酸PEG-3の解析

ジメステアリン酸PEG-3(INCI: PEG-3 DISTEARATE)は、ポリエチレングリコールの両末端をステアリン酸でエステル化したジエステル型ノニオン界面活性剤である。EO(エチレンオキサイド)の平均付加モル数が3と非常に少ないため、HLB値は低く、どちらかといえばW/O型乳化向きの特性を持つ。

化粧品・ヘアケア製品においては、主として乳化安定化・増粘・テクスチャー調整を目的に少量配合される。乳化剤というよりも乳化助剤として機能し、他の界面活性剤と組み合わせることで系全体の安定性を高める役割を担う。単独での乳化力は限定的であり、補助的な成分と位置づけられる。

安全性については、ノニオン界面活性剤全般として皮膚刺激は比較的低いとされるが、ポリエチレングリコール(PEG)系成分特有のコンタミリスク(エチレンオキサイドや1,4-ジオキサンの微量混入)が指摘されており、EU・米国など一部の安全評価機関では注意が促される場合がある。日本では旧指定成分には該当せず、現行の化粧品成分として広く使用可能。

環境面では、PEG骨格を持つ成分全般に言えるように生分解性が低く、水系環境への残留リスクがある。この点がサステナビリティの観点から最大の課題であり、環境スコアはマイナス評価となる。類似成分としてはモノステアリン酸PEG-各種(PEG-20 STEARATE等)があるが、EO数が少ない本成分はより疎水性が高い点で差別化される。配合量は中国のデータで最大4.5%(リンスオフ)とされており、多くの製品では低濃度での使用にとどまる。

相性の良い成分

セテアリルアルコール グリセリン ステアリン酸

相性の悪い成分・混合注意

アニオン界面活性剤

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