| 成分名 | ラウリルポリグリセリル-3ポリジメチルシロキエチルジメチコン |
| 慣用名・別名 | ラウリルPG-3ポリジメチルシロキシエチルジメチコン |
| INCI名 | Lauryl Polyglyceryl-3 Polydimethylsiloxyethyl Dimethicone |
| 由来 | 合成 |
| 推奨配合濃度 | 1〜5% |
| 適正pH域 | 3.0〜7.0 |
| コメドジェニック度 | 2/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | 成分 |
ラウリルポリグリセリル-3ポリジメチルシロキシエチルジメチコンは、ジメチコン(シリコーンポリマー)の主鎖にラウリル基・トリグリセリル基・ポリジメチルシロキシエチル基という3種類の異なる修飾基を導入した、シリコーン分岐型ポリグリセリン変性シリコーン界面活性剤である。この複合的な分子設計が、他のシリコーン系乳化剤にはない優れた汎用性をもたらしている。
最大の特長は二面性を持つ乳化能にある。ラウリル基(炭素数12の直鎖アルキル鎖)が一般油脂・炭化水素油との親和性を、ポリジメチルシロキシエチル基がシリコーン油との親和性を担い、トリグリセリル基が水相との親和性を提供する。これによりW/Si(水中シリコーン型)・W/O(油中水型)両方の乳化系を安定して構築できる。一般的なシリコーン乳化剤がシリコーン油専用である場合が多いのに対し、本成分は幅広いオイル系原料と組み合わせられる点で設計自由度が高い。
感触面では、乳化後のエマルジョンが非常に肌なじみよく、ソフトでしっとりとした触感を与える点が特徴的。これはポリグリセリン部位の高い水分保持能と、シリコーン由来のすべり感が相乗効果を発揮するためと考えられる。ヘアオイルやセラムへの配合では毛髪をコーティングしつつ重さを抑えた仕上がりに貢献し、ブリーチ毛など傷んだ毛髪製品での採用も多い。
使いどころとしては、日焼け止め・化粧下地・コンシーラー・BBクリームなどメイクアップ製品での採用が目立ち、顔料の分散性向上・塗布時のなめらかさ確保・長時間のくずれにくさに寄与する。シリコーン配合のW/Oサンスクリーンとの相性が特に良く、使用感の大幅な改善に活用されている場面も見られる。
安全性については現時点で皮膚刺激性・感作性に関する重大な報告はなく、一般的なシリコーン誘導体と同様に良好な安全プロファイルを持つと評価されている。ただし高分子シリコーン系成分全般に言えることとして生分解性は低く、環境への蓄積リスクが懸念される点は留意が必要。EWGなどの公的スコアは未整備の新規成分に属する。
1件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)