Ingredient Analysis

ヒドロキシプロピルトリモニウムキトサン

カチオン界面活性剤 2件の商品に配合 ID: 2505
カチオン界面活性剤 コンディショニング・帯電防止を担う陽イオン性界面活性剤
+40

安全性
+50

素材の品質
+40

使用感
基本情報
成分名ヒドロキシプロピルトリモニウムキトサン
INCI名Hydroxypropyltrimonium Chitosan
由来動物性,半合成
推奨配合濃度0.1〜1%
適正pH域3〜7
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載
カテゴリ カチオン界面活性剤
ヒドロキシプロピルトリモニウムキトサンの分子構造
分子構造・化学式イメージ
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 ○ +50
成分の素材品質・配合価値
安全性 ○ +40
肌・頭皮への安全性
補修力 ○ +40
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 ○ +30
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 ○ +50
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 △ +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 ○ +40
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 △ -10
環境負荷・生分解性の評価

概要

ヒドロキシプロピルトリモニウムキトサンは、カニ・エビ甲殻類由来のキトサンにヒドロキシプロピルトリモニウム基(第四級アンモニウム基)を付与したカチオン性高分子。正電荷を持つため、負に帯電した毛髪・皮膚表面に静電気的に強く吸着し、擬似キューティクル形成・摩擦低減・保湿・抗菌作用を発揮する。水溶性が高く広いpH域で安定。生体適合性に優れ、医療用素材としての実績もある高機能成分。

ヒドロキシプロピルトリモニウムキトサンの解析

ヒドロキシプロピルトリモニウムキトサンは、天然由来のキトサン(甲殻類のキチンを脱アセチル化したもの)にカチオン性のヒドロキシプロピルトリモニウム基を導入した半合成ポリマーである。単なるヒドロキシプロピルキトサンと異なり、永続的な正電荷(第四級アンモニウム)を持つため、pH非依存的に負帯電している毛髪・皮膚表面へ強力に吸着する点が最大の特徴。

毛髪への作用としては、キューティクルの隙間を埋める擬似キューティクル形成により内部タンパク質・NMF(天然保湿因子)の流出を抑制。摩擦係数を下げて指通りを向上させ、枝毛・切れ毛の予防にも寄与する。さらにカチオン性ポリマーとして静電気を抑制し、ドライヤー後のまとまりを向上させる効果も持つ。

頭皮・肌に対しては、キトサン由来の抗菌作用が常在菌バランスの維持に貢献し、創傷被覆材・人工皮膚としての医療利用実績が示すように生体適合性が極めて高い。保湿膜形成による頭皮バリア強化も期待できる。

安全性の面では、甲殻類アレルギーを持つ人への潜在的リスクが理論上存在するが、化粧品グレードでは一般に問題になりにくいとされる。EWGスコアも低く、コメドジェニシティも低い。類似成分のポリクオタニウム-10(カチオン化ヒドロキシエチルセルロース)と比較すると、生体由来のキトサン骨格を持つ分生体への親和性が高く、コンディショニング性能と保護膜の質において優位とされる。ただし分子量が大きいため皮膚・毛髪内部への深部浸透よりも表面被膜形成が主な作用機序となる点は留意が必要。

配合濃度は通常0.1〜1%程度で、シャンプー・トリートメント・頭皮ケア製品への配合実績が豊富。キトサン骨格の生分解性はある程度見込めるが、化学修飾により環境分解速度は天然キトサンより遅くなる傾向がある。

相性の良い成分

グリセリン パンテノール セラミド ケラチン

相性の悪い成分・混合注意

アニオン性高分子(アルギン酸塩など) 強酸性成分

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