| 成分名 | アルキル(C12,13)硫酸TEA |
| 医薬部外品名 | アルキル硫酸トリエタノールアミン液 |
| 慣用名・別名 | アルキル硫酸TEA液、(C12,C13)パレス-3硫酸TEA |
| INCI名 | TEA-C12-13 Alkyl Sulfate |
| 由来 | 合成 |
| 推奨配合濃度 | 2〜10% |
| 適正pH域 | 4.5〜7.5 |
| EWGスコア | 7/10 |
| コメドジェニック度 | 2/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 旧指定成分 化粧品成分基準収載 |
| カテゴリ | アニオン界面活性剤 |
アルキル(C12,13)硫酸TEAは、炭素数12と13の直鎖合成アルコールを硫酸化し、トリエタノールアミン(TEA)で中和したアニオン界面活性剤。別名「パレス系洗浄剤」とも呼ばれ、シャンプー・ボディウォッシュをはじめ、医薬部外品の染毛剤・パーマ剤にも広く使用される、世界で最も多用されている洗浄成分群のひとつだ。
その誕生の背景を辿ると、まず石けんシャンプーが硬水地域でほとんど泡立たないという問題を解決するためにラウリル硫酸ナトリウム(SLS)が登場した。しかしSLSは皮膚深くへの浸透性が高すぎて大規模な肌荒れを引き起こした。そこで分子にポリオキシエチレン鎖を付加して分子量を拡大し、浸透を抑制したのがラウレス・パレス系(硫酸エステル塩系)洗浄剤の位置づけとなる。本成分もその系譜に属し、平均分子量424.2 Daと比較的大きく、皮膚の深部への浸透リスクはSLSより低い。
ただし「浸透しにくい=マイルド」というわけではない点に注意が必要だ。脱脂力・タンパク質変性作用はSLS系と同等レベルで強く、使い続けると皮脂バリアが損なわれ、頭皮の乾燥・フケ・痒みや、毛髪のゴワつき・ダメージにつながりやすい。台所用洗剤に例えるなら「油汚れに強いが、手荒れも起こしやすい」業務用クリーナーのような存在だ。
TEA塩タイプは、一般的なNa塩(ラウレス硫酸Na)に比べてpH調整の柔軟性がやや高く、製剤設計上のメリットがある一方、TEA自体がニトロソアミン生成の懸念を持つ原料であることから、EU・日本いずれの規制でも旧指定成分(表示指定成分)として扱われる。配合製品では成分表示が義務づけられており、消費者への透明性が確保されている。
洗浄効率が高いため低濃度でも十分な洗浄力を発揮するが、「短時間の洗浄・速やかなすすぎ」が頭皮・肌への影響を最小化する現実的な対策となる。アミノ酸系・ベタイン系洗浄剤との組み合わせで洗浄力をマイルドに調整する処方設計も一般的だ。
2件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)