Ingredient Analysis

アルキル(C12.14)オキシヒドロキシプロピルアルギニンHCI

カチオン界面活性剤 4件の商品に配合 ID: 28137
カチオン界面活性剤 コンディショニング・帯電防止を担う陽イオン性界面活性剤
+40

安全性
+50

素材の品質
+50

使用感
基本情報
成分名アルキル(C12.14)オキシヒドロキシプロピルアルギニンHCI
慣用名・別名N-[3-アルキル(12,14)オキシ-2-ヒドロキシプロピル]-L-アルギニン塩酸塩
INCI名Hydroxypropyl Arginine Lauryl/Myristyl Ether HCl
化学式C35H73ClN4O3
由来半合成
推奨配合濃度0.5〜3%
適正pH域3.5〜6.5
コメドジェニック度1/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ カチオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +50
成分の素材品質・配合価値
安全性 +40
肌・頭皮への安全性
補修力 +40
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +20
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +50
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +50
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +50
環境負荷・生分解性の評価

概要

味の素開発のアミノ酸系両性界面活性剤。アルギニンにラウリル/ミリスチルエーテルとヒドロキシプロピル基を結合した構造を持ち、損傷毛髪への吸着性が高くコンディショニング効果を発揮。滑り性・帯電防止・保湿・毛髪切断抑制の多機能性を兼備し、シリコーン代替として機能。生分解性が高く環境負荷が低い点も特徴。

アルキル(C12.14)オキシヒドロキシプロピルアルギニンHCIの解析

アルキル(C12,14)オキシヒドロキシプロピルアルギニンHClは、アミノ酸の一種であるアルギニンに、炭素数12〜14の脂肪族アルキルエーテル鎖とヒドロキシプロピル基を結合させたアミノ酸系両性界面活性剤。味の素が開発した独自成分で、英語名は「Hydroxypropyl Arginine Lauryl/Myristyl Ether HCl」と表記される。

作用機序の核心は、損傷毛髪への選択的吸着にある。ダメージを受けた毛髪表面はマイナスに帯電しやすいが、本成分のカチオン性部位(アルギニンの塩基性グアニジノ基)がその部位に静電的に結合。同時に長鎖アルキル基が疎水性相互作用によって毛髪脂質層と馴染み、コーティング層を形成する。これにより滑り性の付与・帯電防止・保湿・毛髪切断抑制という複合的な効果が一つの分子で実現される。

シリコーン(ジメチコン等)と比較した場合、コーティング効果や指通り改善の質はほぼ同等とされる一方、最大の差異は生分解性の高さ。従来のシリコーンは環境中で分解されにくく蓄積リスクがあるが、本成分はアミノ酸由来のため生分解が進みやすく、「シリコーンフリー処方でシリコーン並みの仕上がり」を実現する成分として注目されている。

第四級アンモニウム塩系(塩化セテトリモニウムなど)の従来型カチオン界面活性剤と比べ、皮膚・眼粘膜への刺激性が低く、安全プロファイルに優れる点も評価されている。シャンプー・コンディショナー・トリートメントに幅広く配合でき、特にダメージヘア向けアミノ酸シャンプー処方での活躍が多い。ノンシリコン訴求製品の質感設計においてキーとなる成分といえる。

相性の良い成分

ケラチン コラーゲン ヒアルロン酸 グリセリン

相性の悪い成分・混合注意

陰イオン界面活性剤(過剰配合時)