| 成分名 | アルキル(C12.14)オキシヒドロキシプロピルアルギニンHCI |
| 慣用名・別名 | N-[3-アルキル(12,14)オキシ-2-ヒドロキシプロピル]-L-アルギニン塩酸塩 |
| INCI名 | Hydroxypropyl Arginine Lauryl/Myristyl Ether HCl |
| 化学式 | C35H73ClN4O3 |
| 由来 | 半合成 |
| 推奨配合濃度 | 0.5〜3% |
| 適正pH域 | 3.5〜6.5 |
| コメドジェニック度 | 1/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | カチオン界面活性剤 |
アルキル(C12,14)オキシヒドロキシプロピルアルギニンHClは、アミノ酸の一種であるアルギニンに、炭素数12〜14の脂肪族アルキルエーテル鎖とヒドロキシプロピル基を結合させたアミノ酸系両性界面活性剤。味の素が開発した独自成分で、英語名は「Hydroxypropyl Arginine Lauryl/Myristyl Ether HCl」と表記される。
作用機序の核心は、損傷毛髪への選択的吸着にある。ダメージを受けた毛髪表面はマイナスに帯電しやすいが、本成分のカチオン性部位(アルギニンの塩基性グアニジノ基)がその部位に静電的に結合。同時に長鎖アルキル基が疎水性相互作用によって毛髪脂質層と馴染み、コーティング層を形成する。これにより滑り性の付与・帯電防止・保湿・毛髪切断抑制という複合的な効果が一つの分子で実現される。
シリコーン(ジメチコン等)と比較した場合、コーティング効果や指通り改善の質はほぼ同等とされる一方、最大の差異は生分解性の高さ。従来のシリコーンは環境中で分解されにくく蓄積リスクがあるが、本成分はアミノ酸由来のため生分解が進みやすく、「シリコーンフリー処方でシリコーン並みの仕上がり」を実現する成分として注目されている。
第四級アンモニウム塩系(塩化セテトリモニウムなど)の従来型カチオン界面活性剤と比べ、皮膚・眼粘膜への刺激性が低く、安全プロファイルに優れる点も評価されている。シャンプー・コンディショナー・トリートメントに幅広く配合でき、特にダメージヘア向けアミノ酸シャンプー処方での活躍が多い。ノンシリコン訴求製品の質感設計においてキーとなる成分といえる。
4件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)