| 成分名 | リノール酸レチノール |
| 慣用名・別名 | 安定化レチノール、リノール酸レチニル |
| INCI名 | Retinyl Linoleate |
| 化学式 | C38H60O2 |
| 分子量 | 528.73 Da |
| 由来 | 半合成 |
| 推奨配合濃度 | 0.1〜1% |
| 適正pH域 | 4.5〜6.5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | 成分 |
リノール酸レチノールは、ビタミンAの活性本体であるレチノールと必須脂肪酸のリノール酸をエステル結合させた安定化誘導体です。純粋レチノールが光や酸素に極めて不安定である課題を、リノール酸との結合により解決した革新的な成分といえます。
作用機序は「プロドラッグ(前駆体)」の概念そのもので、皮膚内のエステラーゼ酵素によってリノール酸とレチノールに分解され、レチノールが本来の細胞賦活作用を発揮します。この徐放機構により、純粋レチノールと比較して刺激性を軽減しながら、持続的な効果を実現します。表皮でのヒアルロン酸産生促進によるシワ改善、ターンオーバー正常化による肌質改善が主な効果です。
興味深いのは、リノール酸自体も美容成分として機能することです。セラミド合成に必要な必須脂肪酸として、バリア機能の維持・向上に寄与します。つまり本成分は「攻めのケア(レチノール)」と「守りのケア(リノール酸)」の両面を併せ持つ、まさに一石二鳥の設計といえるでしょう。ただし、レチノール由来の光感作性や初期の軽微な刺激感は残るため、段階的な使用開始が推奨されます。
2件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)