Ingredient Analysis

N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸ナトリウム

アニオン界面活性剤 4件の商品に配合 ID: 31509
アニオン界面活性剤 泡立て・洗浄を担う陰イオン性界面活性剤
+50

安全性
+20

素材の品質
+30

使用感
基本情報
成分名N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸ナトリウム
医薬部外品名N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸ナトリウム
慣用名・別名ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸Na
INCI名Sodium Cocoyl Glutamate
化学式C12-18脂肪酸アミド結合グルタミン酸ナトリウム塩(混合物)
分子量約293〜320 Da
由来植物性,半合成
推奨配合濃度2〜8%
適正pH域4.5〜7.0
EWGスコア2/10
コメドジェニック度0/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ アニオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
洗浄力 +40
皮脂・汚れへの洗浄・脱脂力
素材の品質 +20
成分の素材品質・配合価値
安全性 +50
肌・頭皮への安全性
補修力 +10
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +40
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +30
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +30
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +30
環境負荷・生分解性の評価

概要

ヤシ油脂肪酸とL-グルタミン酸の縮合物ナトリウム塩。アミノ酸系アニオン界面活性剤(ococyl glutamate)の代表格。弱酸性で低刺激・高安全性を誇り、穏やかな洗浄力としっとりした洗い上がりが特徴。泡立ちはやや弱く、補助界面活性剤との併用が一般的。

N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸ナトリウムの解析

アミノ酸系洗浄剤のしっとり系代表格

ヤシ油(またはパーム核油)由来の脂肪酸とL-グルタミン酸を縮合させたナトリウム塩で、アミノ酸系アニオン界面活性剤の中でも特にしっとりした仕上がりをもたらすタイプです。化粧品表示名は「ココイルグルタミン酸Na」、INCI名は「Sodium Cocoyl Glutamate」として知られ、シャンプー・洗顔料・ボディソープなど幅広いスキンケア・ヘアケア製品に配合されます。

弱酸性・低刺激の優しい洗浄剤

最大の特徴は弱酸性領域(pH 4〜6程度)での使用が可能なこと。肌や頭皮のpHに近い環境で働くため、バリア機能への負担が少なく、皮膚・粘膜刺激性がアニオン界面活性剤の中でもトップレベルに低いと評価されています。アレルギー性・光毒性もほとんど報告がなく、ベビー向け製品への採用実績も豊富です。脱脂力が穏やかなため、必要な皮脂を残しながら汚れを落とすマイルド洗浄が実現できます。

コンディショニング効果としっとり感

グルタミン酸骨格に由来する保湿・コンディショニング作用が高く、洗い上がりにしっとりとした潤い感を残します。髪に使用した場合は指通りの改善にも寄与しますが、これは洗浄成分としての副次的効果であり、専用コンディショニング剤には及びません。

泡立ちの弱さが最大のデメリット

一方で起泡力・泡立ちのやや弱さが課題です。皮脂や整髪料が多い状態ではさらに泡立ちが消失しやすく、単体使用では洗浄感が物足りなく感じることがあります。実際の製品ではラウロイルグルタミン酸塩やベタイン系・グルコシド系の補助界面活性剤と組み合わせて使われるのが一般的です。この成分単独で構成されたシャンプーや洗顔料は、極めてしっとり感が強く、洗い心地が独特になる場合があります。

環境・安全規制面

天然由来のアミノ酸と植物油脂を原料とするため、生分解性が高く環境負荷は比較的低めです。EWGスコアも低く、EU・日本ともに規制上の問題はありません。CMR分類・SVHC非該当で安全性の高い洗浄成分といえます。

相性の良い成分

ココイルメチルタウリンナトリウム ラウロイルグルタミン酸ナトリウム グリセリン

相性の悪い成分・混合注意

カチオン性ポリマー 強酸性pH調整剤