Ingredient Analysis

ココイルサルコシンTEA

アニオン界面活性剤 1件の商品に配合 ID: 32742
アニオン界面活性剤 泡立て・洗浄を担う陰イオン性界面活性剤
-20

安全性
+10

素材の品質
-20

使用感
基本情報
成分名ココイルサルコシンTEA
医薬部外品名ヤシ油脂肪酸サルコシンナトリウム液
慣用名・別名ココイルサルコシンNa
INCI名SODIUM COCOYL SARCOSINATE
分子量323.43 Da
由来半合成
推奨配合濃度2〜10%
適正pH域5.5〜7.5
EWGスコア4/10
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ アニオン界面活性剤
ココイルサルコシンTEAの分子構造
分子構造・化学式イメージ
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
洗浄力 +40
皮脂・汚れへの洗浄・脱脂力
素材の品質 +10
成分の素材品質・配合価値
安全性 -20
肌・頭皮への安全性
補修力 +0
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 -30
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 -10
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 -20
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +20
環境負荷・生分解性の評価

概要

ヤシ油脂肪酸とN-メチルグリシン(サルコシン)を縮合したアミノ酸系アニオン界面活性剤のトリエタノールアミン(TEA)塩。洗浄・起泡作用を持ちながら殺菌性も有する個性派洗浄剤。アミノ酸系としては洗浄力・脱脂力がやや強く、歯磨き粉への殺菌成分としての応用実績もある。頭皮常在菌への影響が懸念され、脂漏性皮膚炎など特定用途を除き頭皮ケアにおける積極的採用は再考を要する。

ココイルサルコシンTEAの解析

ココイルサルコシンTEAは、ヤシ油由来のココイル基とアミノ酸の一種であるN-メチルグリシン(サルコシン)を縮合したアミノ酸系アニオン界面活性剤のトリエタノールアミン塩。化学的にはアシルサルコシネート類に属し、同ファミリーのナトリウム塩(ラウロイルサルコシンNa、ミリストイルサルコシンNaなど)と類似した骨格を持つ。

最大の特徴は、アミノ酸系界面活性剤でありながら殺菌力と高い洗浄力を兼ね備える点。これは歯磨き粉(デンタルフォーム)への配合で最もよく知られており、歯垢形成を担う口腔内細菌への抗菌作用として活かされる。この殺菌性は頭皮洗浄の文脈では両刃の剣であり、皮膚表面の常在菌叢(マイクロバイオーム)を撹乱するリスクをはらむ。

洗浄力はラウレス硫酸Naほど激しくはないが、アミノ酸系の中では強い部類に位置する。石鹸に近い脱脂感を持ち、洗い上がりはすっきりするが、乾燥肌や敏感肌には過剰な皮脂除去が起こりやすい。補助洗浄成分として用いられることが多く、主剤として配合される製品は稀。コカミドプロピルベタインやラウロイルメチルアラニンNaといった低刺激系成分と組み合わせた場合は、刺激を緩和しながら洗浄力を補完する役割を担える。

TEA塩(トリエタノールアミン塩)という形態は、Na塩に比べ水への溶解性が高くpH調整の安定性に優れる一方、高濃度・長期使用でのTEA由来のニトロサミン生成懸念が歴史的に議論されてきた経緯もある(現在の低配合濃度では実用上リスクは低いとされる)。生分解性は良好で環境負荷は比較的小さい点はポジティブな要素。

総じて、脂漏性皮膚炎や頭皮の過剰な皮脂分泌といった特殊なコンディションのアプローチとして理にかなう場合はあるが、一般的な頭皮・肌洗浄においては他のより穏やかなアミノ酸系成分(ラウロイルメチルアラニンNa、コカミノプロピオン酸Naなど)が優先候補となることが多い。

相性の良い成分

キレート剤 安定化剤

相性の悪い成分・混合注意

陽イオン界面活性剤 金属塩

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