| 成分名 | ココイルグルタミン酸TEA |
| 医薬部外品名 | ヤシ油脂肪アシルグルタミン酸TEA液 |
| 慣用名・別名 | N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸トリエタノールアミン液 |
| INCI名 | TEA-Cocoyl Glutamate |
| 化学式 | C21H40NO6·C6H15NO3 |
| 由来 | 半合成 |
| 推奨配合濃度 | 2〜8% |
| 適正pH域 | 4.0〜7.0 |
| EWGスコア | 2/10 |
| コメドジェニック度 | 0/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | アニオン界面活性剤 |
ヤシ油由来の脂肪酸とアミノ酸の一種であるL-グルタミン酸をアシル結合させたアミノ酸系アニオン界面活性剤です。同系統のNa塩・K塩と比較してTEA塩(トリエタノールアミン塩)はもっとも親水性・エモリエント性が高く、アミノ酸系洗浄剤のなかでもとりわけしっとりとした仕上がりを実現するタイプとして知られています。毛髪や皮膚への吸着力に優れ、洗浄中・洗浄後も潤いを保護膜として維持するため、「洗いながらトリートメント」するような感覚を与えます。
適正pH域は5.5〜7.0と弱酸性寄りに設定でき、健康な皮膚や毛髪のpHに近い環境で洗浄が可能です。これによりキューティクルの開きを最小限に抑え、カラーリング後の色落ちを軽減する効果も期待されます。皮膚・粘膜への刺激性はアニオン界面活性剤のなかでもトップクラスに低く、EWGスコア2という高い安全評価を持ちます。ベビーシャンプーや敏感肌向け製品への採用が多いことがその証左です。生分解性にも優れ、環境負荷の面でも評価されています。
最大の課題は単体での泡立ちの乏しさです。皮脂や整髪料が存在する条件下ではさらに起泡力が低下するため、実用的なシャンプー処方ではコカミドプロピルベタインやラウリルベタイン、ラウレス硫酸Naなどの補助洗浄剤と組み合わせるのが一般的です。本成分単独で構成された製品は極めてしっとりするものの、泡立ちが著しく乏しく使いにくさを感じる場合がありますので注意が必要です。洗浄力の強さより潤い感と安全性を最優先したい場合に最適な洗浄剤です。
アミノ酸由来の骨格が毛髪表面に吸着し、ダメージを受けたキューティクルを保護・補修する働きも持ちます。ポリクオタニウム-10やコカミドプロピルベタインとの相乗効果が高く、コンディショニング重視の処方に好んで組み合わせられます。アルカリ性物質や高濃度塩類との配合は安定性を損なうため避けることが推奨されます。
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