| 成分名 | ヤシ油脂肪酸Na |
| 医薬部外品名 | ヤシ油脂肪酸ナトリウム |
| 慣用名・別名 | ヤシ油脂肪酸Na |
| INCI名 | Sodium Cocoate |
| 化学式 | ヤシ油由来の混合脂肪酸ナトリウム塩(主成分:ラウリン酸Na) |
| 由来 | 植物性 |
| 推奨配合濃度 | 5〜30% |
| 適正pH域 | 8.0〜13.0 |
| EWGスコア | 4/10 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | アニオン界面活性剤 |
ヤシ油脂肪酸Na(Sodium Cocoate)は、ヤシ油の脂肪酸をNaOH(水酸化ナトリウム)でケン化して得られるナトリウム石けんで、陰イオン界面活性剤に分類される代表的な石けん系洗浄剤です。主成分はラウリン酸Na(約48%)で、ミリスチン酸Na、パルミチン酸Naなどを含む複合脂肪酸塩です。
洗浄力と起泡性は非常に高く、温水・冷水どちらでも優れた洗浄効果を発揮します。ラウリン酸Naの高い洗浄力・起泡性に加え、ミリスチン酸Naが泡の持続性を補完するため、バランスの良い洗浄性能を持ちます。主に固形石鹸の主成分として配合され、洗顔料・ボディソープ・ベビーソープなどに使用されます。
安全性については、50年以上の使用実績があり、医薬部外品原料規格2006に収載されています。天然植物由来であることも安心感につながります。ただし、石けん系界面活性剤はpHがアルカリ性(pH9〜11程度)となるため、皮膚のバリア機能を一時的に低下させるリスクがあり、敏感肌・乾燥肌の方には刺激感や乾燥感を招く可能性があります。また、カチオン性成分(トリートメント剤など)と塩析(凝集・析出)を起こしやすく、配合上の相性に注意が必要です。
生分解性は良好で、天然由来という点では環境負荷は比較的低い一方で、ヤシ油生産に伴う土地利用問題(熱帯雨林伐採など)は環境的課題として指摘されることがあります。全体として洗浄目的に特化した成分であり、保湿・補修・コンディショニング効果はほとんど期待できません。
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