Ingredient Analysis

ヤシ油脂肪酸Na

アニオン界面活性剤 ID: 34568
アニオン界面活性剤 泡立て・洗浄を担う陰イオン性界面活性剤
-20

安全性
+0

素材の品質
-10

使用感
基本情報
成分名ヤシ油脂肪酸Na
医薬部外品名ヤシ油脂肪酸ナトリウム
慣用名・別名ヤシ油脂肪酸Na
INCI名Sodium Cocoate
化学式ヤシ油由来の混合脂肪酸ナトリウム塩(主成分:ラウリン酸Na)
由来植物性
推奨配合濃度5〜30%
適正pH域8.0〜13.0
EWGスコア4/10
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ アニオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
洗浄力 +50
皮脂・汚れへの洗浄・脱脂力
素材の品質 +0
成分の素材品質・配合価値
安全性 -20
肌・頭皮への安全性
補修力 +0
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 -20
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 -10
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 -10
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +30
環境負荷・生分解性の評価

概要

ヤシ油脂肪酸Naは、ヤシ油由来の脂肪酸とNaOHをケン化して得られるアニオン界面活性剤(石けん系洗浄剤)。主成分はラウリン酸Naで、高い洗浄力・起泡性を持つ。固形石鹸の主剤として広く使用されるが、アルカリ性が強いため、肌への刺激・乾燥・バリア機能への影響も懸念される。

ヤシ油脂肪酸Naの解析

ヤシ油脂肪酸Na(Sodium Cocoate)は、ヤシ油の脂肪酸をNaOH(水酸化ナトリウム)でケン化して得られるナトリウム石けんで、陰イオン界面活性剤に分類される代表的な石けん系洗浄剤です。主成分はラウリン酸Na(約48%)で、ミリスチン酸Na、パルミチン酸Naなどを含む複合脂肪酸塩です。

洗浄力と起泡性は非常に高く、温水・冷水どちらでも優れた洗浄効果を発揮します。ラウリン酸Naの高い洗浄力・起泡性に加え、ミリスチン酸Naが泡の持続性を補完するため、バランスの良い洗浄性能を持ちます。主に固形石鹸の主成分として配合され、洗顔料・ボディソープ・ベビーソープなどに使用されます。

安全性については、50年以上の使用実績があり、医薬部外品原料規格2006に収載されています。天然植物由来であることも安心感につながります。ただし、石けん系界面活性剤はpHがアルカリ性(pH9〜11程度)となるため、皮膚のバリア機能を一時的に低下させるリスクがあり、敏感肌・乾燥肌の方には刺激感や乾燥感を招く可能性があります。また、カチオン性成分(トリートメント剤など)と塩析(凝集・析出)を起こしやすく、配合上の相性に注意が必要です。

生分解性は良好で、天然由来という点では環境負荷は比較的低い一方で、ヤシ油生産に伴う土地利用問題(熱帯雨林伐採など)は環境的課題として指摘されることがあります。全体として洗浄目的に特化した成分であり、保湿・補修・コンディショニング効果はほとんど期待できません。

相性の良い成分

グリセリン 蜂蜜

相性の悪い成分・混合注意

酸性成分 クエン酸 酢酸

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