| 成分名 | トリデセス硫酸Na |
| INCI名 | Sodium Trideceth Sulfate |
| 化学式 | トリデシルアルコールのポリオキシエチレンエーテル硫酸エステルナトリウム塩 |
| 由来 | 合成 |
| 推奨配合濃度 | 1〜5% |
| 適正pH域 | 4.5〜7.5 |
| EWGスコア | 6/10 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | アニオン界面活性剤 |
トリデセス硫酸Na(Sodium Trideceth Sulfate)は、炭素数13の直鎖アルコール(トリデシルアルコール)にポリエチレングリコールを付加し、さらに硫酸エステル化してナトリウム塩としたアニオン界面活性剤である。エトキシ鎖の平均付加数はn=1〜4程度(CAS: 54116-08-4 generic、25446-78-0はn=3)。石油由来の合成界面活性剤であり、洗浄剤・乳化剤の両用途で化粧品に配合される。
洗浄性能については、硫酸エステル型アニオン界面活性剤として高い洗浄力を発揮する。ラウリル硫酸Na(SLS)と比べ、エトキシ基の挿入によって分子の極性バランスが改善されており、皮膚刺激性はやや低減されているとされる。ただし、硫酸エステル構造を持つ限り、頭皮・肌の皮脂・バリア成分を過剰に除去するリスクは継続して存在し、連用による乾燥・敏感化を招く可能性がある。EWGスコアは3〜4程度で、過激な危険成分ではないが積極的に推奨できるものでもない。
乳化・可溶化補助の側面もあり、シャンプー・コンディショナー・クレンジング・洗顔フォームなど幅広い製品に配合される。コンディショナーへの配合では成分を毛髪に馴染ませ表面を被覆する効果も報告されているが、主機能はあくまで洗浄・乳化補助であり、補修・保湿・ツヤ付与への寄与は期待しにくい。むしろ過剰使用による脱脂が平滑性・保湿を低下させる側面がある。
環境面では、石油系合成界面活性剤として生分解性が完全ではなく、水系環境への負荷も考慮が必要。POEエーテルを含む構造は、製造過程で微量の1,4-ジオキサンが生成する可能性があり、精製度の確認が望ましい。全体として安全性・環境性ともに中〜やや懸念寄りの評価となる成分である。
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