| 成分名 | パーム核脂肪酸Na |
| 慣用名・別名 | パーム核脂肪酸Na |
| INCI名 | Sodium Palm Kernelate |
| 分子量 | 混合物 |
| 由来 | 植物性(パーム核油) |
| 推奨配合濃度 | 5〜30% |
| 適正pH域 | 9.0〜11.0 |
| EWGスコア | 2/10 |
| コメドジェニック度 | 2/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分 |
| カテゴリ | アニオン界面活性剤 |
パーム核脂肪酸Na(Sodium Palm Kernelate)は、パーム核油という植物由来の油脂から得られる脂肪酸を、ナトリウムで中和した成分だ。いわゆる石けん系のアニオン洗浄剤(水に溶けるとマイナスの電気を帯びる洗浄成分)にあたり、水になじむ部分と油になじむ部分をあわせ持つことで、汚れを浮かせて洗い流す。
製品の中では、泡立ちと洗浄力を受け持つ洗浄成分として配合される。洗顔料やボディソープのように「洗うこと」が目的の商品で広く使われており、今回の資料ではシャンプーに配合されている。
安全性の面では、EWGスコア(1〜10で低いほど懸念が少ない)は2と低めだ。米国の成分安全性評価(CIR)は「Safe as Used」で、現在の使われ方の範囲では安全とされている。EUでは規制がなく、日本では化粧品成分として使える。EUの表示義務アレルゲンにも該当しない。コメドジェニック指数(毛穴のつまりやすさの目安、0〜5)は2で、中程度の数値だ。
気にしたいのは石けん系ならではの性質だ。水に溶かすとアルカリ性に傾きやすく、弱酸性の肌や髪とは性質が離れるため、敏感肌や乾燥しやすい人は洗い上がりにつっぱりやきしみを感じる場合がある。成分表示では前にあるほど配合量が多いので、上位にあるかどうかで洗浄力の強さを見当づけられる。一方、生分解性が高く、環境への負荷は比較的小さいとされる。
パーム核脂肪酸Naが入った商品を選ぶときは、洗い上がりの感触と自分の肌質との相性を、少量から試して確かめるとよい。