| 成分名 | アルキル(C12.13)硫酸TEA |
| 医薬部外品名 | アルキル硫酸トリエタノールアミン液 |
| 慣用名・別名 | アルキル硫酸TEA液 |
| INCI名 | TEA-C12-13 Alkyl Sulfate |
| 由来 | 合成 |
| 推奨配合濃度 | 1〜3% |
| 適正pH域 | 5〜7 |
| EWGスコア | 6/10 |
| コメドジェニック度 | 0/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 旧指定成分 |
| カテゴリ | アニオン界面活性剤 |
アルキル(C12,13)硫酸TEAは、炭素数12・13の混合アルキル鎖を持つ硫酸エステルのトリエタノールアミン塩で、アニオン界面活性剤に分類される洗浄成分だ。いわゆるアルキル硫酸塩(AS)系に属し、かつて問題視されたラウリル硫酸ナトリウム(SLS)の改良版の流れを汲む成分である。
洗浄力の仕組みとしては、疎水性のアルキル鎖が皮脂・汚れに吸着し、親水性の硫酸基が水側に向いてミセルを形成することで汚れを乳化除去する。この作用は非常に強力で、皮脂を根こそぎ除去する能力がある一方、皮膚の保湿バリアを構成する細胞間脂質も同時に溶脱するリスクがある。ラウレス硫酸塩(SLES)のようにエチレンオキサイド付加による分子量増大処理がなされておらず、皮膚への浸透性・刺激性はAS系の特徴をそのまま持つ。
TEA塩として処方されている点については、Na塩より水溶液が安定・高粘度化しやすいというメリットがある反面、トリエタノールアミンとニトロソ化合物生成のリスクという観点から、ニトロソ化剤(亜硝酸塩など)との共存に注意が必要だ。日本では旧指定成分(表示指定成分)として配合時の全成分表示が義務付けられており、消費者が認識できる成分でもある。
日常的な比喩で言えば、「食器用洗剤で手を洗い続けるようなもの」に近く、強力に汚れを落とすが同時に手荒れを引き起こすイメージ。繰り返し使用による頭皮乾燥・かゆみ・フケの悪化報告も多い。現在のトレンドとしてはアミノ酸系・ベタイン系などよりマイルドな洗浄剤への移行が進んでおり、この成分の配合は減少傾向にある。コスト面での安さから一部製品に残存するが、敏感肌・乾燥肌・アトピー傾向のある使用者には特に注意が必要な成分だ。
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