Ingredient Analysis

アルキル(C12.13)硫酸TEA

アニオン界面活性剤 ID: 42215
アニオン界面活性剤 泡立て・洗浄を担う陰イオン性界面活性剤
-35

安全性
+0

素材の品質
-25

使用感
基本情報
成分名アルキル(C12.13)硫酸TEA
医薬部外品名アルキル硫酸トリエタノールアミン液
慣用名・別名アルキル硫酸TEA液
INCI名TEA-C12-13 Alkyl Sulfate
由来合成
推奨配合濃度1〜3%
適正pH域5〜7
EWGスコア6/10
コメドジェニック度0/5
EU規制規制なし
日本規制 旧指定成分
カテゴリ アニオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
洗浄力 +50
皮脂・汚れへの洗浄・脱脂力
素材の品質 +0
成分の素材品質・配合価値
安全性 -35
肌・頭皮への安全性
補修力 +0
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 -35
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 -20
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 -25
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -25
環境負荷・生分解性の評価

概要

炭素数12〜13の合成アルコールを硫酸化しトリエタノールアミン(TEA)で中和したアニオン界面活性剤。アルキル硫酸塩(AS)系の洗浄剤で、ラウリル硫酸塩よりやや分子量が大きく浸透性はやや低いが、依然として強力な脱脂力を持つ。皮膚バリア機能を損ない、頭皮・皮膚への刺激リスクが高い。TEA塩はNa塩より水溶性が高く配合しやすい一方、TEA自体のニトロソアミン生成懸念も存在する。旧指定成分(表示指定成分)に該当し、医薬部外品では使用範囲が限定される。

アルキル(C12.13)硫酸TEAの解析

アルキル(C12,13)硫酸TEAは、炭素数12・13の混合アルキル鎖を持つ硫酸エステルのトリエタノールアミン塩で、アニオン界面活性剤に分類される洗浄成分だ。いわゆるアルキル硫酸塩(AS)系に属し、かつて問題視されたラウリル硫酸ナトリウム(SLS)の改良版の流れを汲む成分である。

洗浄力の仕組みとしては、疎水性のアルキル鎖が皮脂・汚れに吸着し、親水性の硫酸基が水側に向いてミセルを形成することで汚れを乳化除去する。この作用は非常に強力で、皮脂を根こそぎ除去する能力がある一方、皮膚の保湿バリアを構成する細胞間脂質も同時に溶脱するリスクがある。ラウレス硫酸塩(SLES)のようにエチレンオキサイド付加による分子量増大処理がなされておらず、皮膚への浸透性・刺激性はAS系の特徴をそのまま持つ。

TEA塩として処方されている点については、Na塩より水溶液が安定・高粘度化しやすいというメリットがある反面、トリエタノールアミンとニトロソ化合物生成のリスクという観点から、ニトロソ化剤(亜硝酸塩など)との共存に注意が必要だ。日本では旧指定成分(表示指定成分)として配合時の全成分表示が義務付けられており、消費者が認識できる成分でもある。

日常的な比喩で言えば、「食器用洗剤で手を洗い続けるようなもの」に近く、強力に汚れを落とすが同時に手荒れを引き起こすイメージ。繰り返し使用による頭皮乾燥・かゆみ・フケの悪化報告も多い。現在のトレンドとしてはアミノ酸系・ベタイン系などよりマイルドな洗浄剤への移行が進んでおり、この成分の配合は減少傾向にある。コスト面での安さから一部製品に残存するが、敏感肌・乾燥肌・アトピー傾向のある使用者には特に注意が必要な成分だ。

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