| 成分名 | ラウレス硫酸Mg |
| 医薬部外品名 | ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸マグネシウム |
| 慣用名・別名 | ラウレス硫酸マグネシウム |
| INCI名 | Magnesium Laureth Sulfate |
| 化学式 | (C2H4O)nC12H26O4S·1/2Mg |
| 由来 | 合成 |
| 推奨配合濃度 | 2〜10% |
| 適正pH域 | 5.5〜7.5 |
| EWGスコア | 5/10 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 |
| カテゴリ | アニオン界面活性剤 |
ラウレス硫酸Mg(Magnesium Laureth Sulfate)は、シャンプーやボディソープに使われるアニオン界面活性剤の一種で、ラウレス硫酸ナトリウム(SLES)のナトリウムをマグネシウムに置換した塩である。構造はラウリルアルコールにエチレンオキシドを付加した後、硫酸エステル化し、マグネシウムで中和したもの。
歴史的な背景として、かつてシャンプーの主流だったラウリル硫酸Na(SLS)は泡立ちに優れる一方、皮膚への浸透性が高く大規模な肌荒れを引き起こした。その反省から分子量を増大させたラウレス硫酸系が開発された。ポリオキシエチレン鎖が「分子のかさ高さ」を生み出し、真皮層への侵入を抑制する。いわば「パワーはそのままに、刃をコーティングした鋭利なナイフ」のようなイメージだ。
しかし脱脂力そのものはラウリル硫酸系と大差なく強力で、皮脂・コーティング成分・カラー色素を問わず洗い流してしまう。乾燥肌・敏感肌・カラー毛にとっては過剰洗浄につながりやすく、継続使用によってバリア機能の低下・乾燥・頭皮トラブルを招くリスクがある。Na塩に比べMg塩はやや低刺激との報告もあるが、体感差は限定的とされる。
配合上の特徴として、硬水条件でも泡立ちが安定するため、世界中の水質環境に対応しやすいという製造上のメリットがある。また他のアニオン界面活性剤(グルタミン酸系・スルホコハク酸系など)との組み合わせで刺激緩和・泡質改善が図られることが多い。単独で高濃度配合されている製品は洗浄力が過剰になりやすいため注意が必要だ。
近年のノー・サルフェート(硫酸系フリー)トレンドを背景に、カラーケア・ダメージケアシャンプーでは代替成分への置き換えが進んでいる。ラウレス硫酸系が成分表の上位にある製品は「リセット洗浄」用途として割り切る使い方が賢明であり、日常的なケアには低刺激系洗浄成分配合品を選ぶことが推奨される。
2件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)