Ingredient Analysis

ラウレス硫酸Mg

アニオン界面活性剤 2件の商品に配合 ID: 42275
アニオン界面活性剤 泡立て・洗浄を担う陰イオン性界面活性剤
-20

安全性
+0

素材の品質
-10

使用感
基本情報
成分名ラウレス硫酸Mg
医薬部外品名ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸マグネシウム
慣用名・別名ラウレス硫酸マグネシウム
INCI名Magnesium Laureth Sulfate
化学式(C2H4O)nC12H26O4S·1/2Mg
由来合成
推奨配合濃度2〜10%
適正pH域5.5〜7.5
EWGスコア5/10
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載
カテゴリ アニオン界面活性剤
ラウレス硫酸Mgの分子構造
分子構造・化学式イメージ
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
洗浄力 +50
皮脂・汚れへの洗浄・脱脂力
素材の品質 +0
成分の素材品質・配合価値
安全性 -20
肌・頭皮への安全性
補修力 +0
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 -25
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 -15
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 -10
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -20
環境負荷・生分解性の評価

概要

ラウレス硫酸Mgは、ラウリル硫酸系洗浄剤にポリオキシエチレン鎖を付加し分子量を増大させたアニオン界面活性剤のマグネシウム塩。強力な脱脂・洗浄力を持ちながら、ラウリル硫酸系に比べ皮膚浸透性が低い。ただし表面的な洗浄力は依然強く、皮脂・保湿成分を過剰除去するリスクがある。Mgカウンターイオンが若干マイルドな特性を与えるが、Na塩との本質的差異は限定的。

ラウレス硫酸Mgの解析

ラウレス硫酸Mg(Magnesium Laureth Sulfate)は、シャンプーやボディソープに使われるアニオン界面活性剤の一種で、ラウレス硫酸ナトリウム(SLES)のナトリウムをマグネシウムに置換した塩である。構造はラウリルアルコールにエチレンオキシドを付加した後、硫酸エステル化し、マグネシウムで中和したもの。

歴史的な背景として、かつてシャンプーの主流だったラウリル硫酸Na(SLS)は泡立ちに優れる一方、皮膚への浸透性が高く大規模な肌荒れを引き起こした。その反省から分子量を増大させたラウレス硫酸系が開発された。ポリオキシエチレン鎖が「分子のかさ高さ」を生み出し、真皮層への侵入を抑制する。いわば「パワーはそのままに、刃をコーティングした鋭利なナイフ」のようなイメージだ。

しかし脱脂力そのものはラウリル硫酸系と大差なく強力で、皮脂・コーティング成分・カラー色素を問わず洗い流してしまう。乾燥肌・敏感肌・カラー毛にとっては過剰洗浄につながりやすく、継続使用によってバリア機能の低下・乾燥・頭皮トラブルを招くリスクがある。Na塩に比べMg塩はやや低刺激との報告もあるが、体感差は限定的とされる。

配合上の特徴として、硬水条件でも泡立ちが安定するため、世界中の水質環境に対応しやすいという製造上のメリットがある。また他のアニオン界面活性剤(グルタミン酸系・スルホコハク酸系など)との組み合わせで刺激緩和・泡質改善が図られることが多い。単独で高濃度配合されている製品は洗浄力が過剰になりやすいため注意が必要だ。

近年のノー・サルフェート(硫酸系フリー)トレンドを背景に、カラーケア・ダメージケアシャンプーでは代替成分への置き換えが進んでいる。ラウレス硫酸系が成分表の上位にある製品は「リセット洗浄」用途として割り切る使い方が賢明であり、日常的なケアには低刺激系洗浄成分配合品を選ぶことが推奨される。

相性の良い成分

増粘剤 保湿成分 コンディショニング剤

相性の悪い成分・混合注意

陽イオン界面活性剤 高分子カチオン カルシウム硬度が高い水