Ingredient Analysis

ラウロイルサルコシンTEA液

アニオン界面活性剤 1件の商品に配合 ID: 45335
アニオン界面活性剤 泡立て・洗浄を担う陰イオン性界面活性剤
-25

安全性
+10

素材の品質
-20

使用感
基本情報
成分名ラウロイルサルコシンTEA液
医薬部外品名ラウロイルサルコシンナトリウム液
慣用名・別名ラウロイルサルコシンナトリウム
INCI名TEA-Lauroyl Sarcosinate
化学式C18H36N2O5
分子量329.47 Da
由来半合成
推奨配合濃度2〜5%
適正pH域6〜8
EWGスコア4/10
コメドジェニック度2/5
EU規制規制なし
日本規制 旧指定成分 化粧品成分基準収載
カテゴリ アニオン界面活性剤
ラウロイルサルコシンTEA液の分子構造
分子構造・化学式イメージ
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
洗浄力 +50
皮脂・汚れへの洗浄・脱脂力
素材の品質 +10
成分の素材品質・配合価値
安全性 -25
肌・頭皮への安全性
補修力 +0
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 -30
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 -20
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 -20
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -10
環境負荷・生分解性の評価

概要

ラウリン酸とN-メチルグリシン(サルコシン)を縮合したアニオン界面活性剤。アミノ酸系に分類されるが、同系統の中では洗浄力・脱脂力・殺菌力が格段に強く、歯磨き粉の殺菌成分としても利用される。旧表示指定成分であり、頭皮常在菌バランスや皮脂膜への負荷を考えると、日常使いには向き不向きがある個性的な洗浄剤。

ラウロイルサルコシンTEA液の解析

ラウリン酸×サルコシン由来のアミノ酸系洗浄剤

ラウロイルサルコシンTEA液は、ラウリン酸とN-メチルグリシン(サルコシン)を縮合させたアニオン界面活性剤のトリエタノールアミン塩を液状化した製剤です。INCI名はTEA-Lauroyl Sarcinateで、Na塩(固体)と比較して液状で扱いやすく、pH6付近の弱酸性域でクリーミーな泡立ちを示す点が特徴です。アミノ酸系の洗浄剤として分類されますが、グルタミン酸系やアラニン系とは本質的に性格が異なります。

アミノ酸系らしからぬ強い洗浄・殺菌力

最大の特徴はアミノ酸系としては異例の高い殺菌性と脱脂力を持つことです。歯磨き粉に殺菌成分として長年配合されてきた実績がそれを端的に示しており、口腔内細菌を効率よく除去できる一方、頭皮に用いた場合は皮膚常在菌バランスを乱すリスクがあります。健全な頭皮には約1,000種もの常在菌が共生しており、この成分の殺菌作用はその生態系に無差別に働く可能性があります。旧表示指定成分(かつて厚生省が指定した102成分のひとつ)でもあり、アレルギー性刺激への注意も必要です。

感触の良さに隠れたデメリット

使用感はアミノ酸系らしい滑らかな泡立ちとすすぎ切れの良さがあり、耐硬水性も高いため安定した洗浄力を発揮します。しかし皮脂膜を過度に除去する脱脂性は硫酸系洗浄剤に近い攻撃性を示すとも言われ、頭皮バリア機能の低下や乾燥につながるリスクがあります。「アミノ酸系=低刺激」というイメージそのままに受け取るのは危険で、ラウロイルグルタミン酸TEAやラウロイルメチルアラニンNaなど他のアミノ酸系と比べると刺激レベルは明らかに高めです。

向き不向きを見極めた選択が重要

脂漏性皮膚炎など過剰な皮脂分泌や真菌増殖が問題となる特殊なケースでは、その殺菌・脱脂力が有用に働く場面もあります。しかし健常な頭皮や乾燥・敏感肌タイプには負担が大きく、主役級に配合された製品は慎重な判断が必要です。他に選択肢があればあえてこの成分をメインとした製品を選ぶ積極的な理由は少なく、配合位置(後半配合ならリスクは低い)も確認のうえ活用することが賢明です。

相性の良い成分

オレイン酸ソルビタン ポリソルベート80

相性の悪い成分・混合注意

カチオン界面活性剤 強い陽イオン化粧品

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