| 成分名 | ポリ-r-グルタミン酸Na |
| 慣用名・別名 | 納豆ゲル、ポリグルタミン酸ナトリウム |
| INCI名 | SODIUM POLYGAMMA-GLUTAMATE |
| 化学式 | (C5H8NNaO4)n |
| 由来 | 発酵 |
| 推奨配合濃度 | 0.5〜2% |
| 適正pH域 | 4.5〜7.0 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | 成分 |
ポリ-γ-グルタミン酸Naは、日本人の食卓に馴染み深い納豆の糸引き成分から発見された革新的な保湿成分である。この成分の最大の特徴は、通常のアミノ酸とは異なるγ結合による独特な分子構造にある。この構造により、体内の分解酵素プロテアーゼによる分解を受けにくく、肌上で長時間にわたって保湿効果を維持できる。
保湿力においてはヒアルロン酸の3倍以上という驚異的な数値を示しながら、分子量はヒアルロン酸の約1/5と小さいため、角質層への浸透性に優れている。これは、大型トラックが運べる荷物量を持ちながら、軽自動車サイズで狭い路地まで入り込めるような特性と例えられる。
作用機序として、肌の天然保湿因子(NMF)を活性化し、肌が本来持つ保湿機能を底上げする点が注目される。単に外部から水分を供給するだけでなく、肌自体の保湿能力を高める「教育的保湿」とも言える効果を発揮する。また、砂漠緑化技術として開発された高吸水性ポリマーとしての背景を持ち、極限環境での保水力が化粧品分野に応用されている。生体適合性が高く、異物として認識されにくいため、敏感肌にも使用しやすい成分である。