| 成分名 | ラウロイル加水分解シルクナトリウム |
| 慣用名・別名 | ラウロイル加水分解シルクNa |
| INCI名 | Sodium Lauroyl Hydrolyzed Silk |
| 由来 | 半合成 |
| 推奨配合濃度 | 1〜5% |
| 適正pH域 | 4.5〜7.0 |
| コメドジェニック度 | 1/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | アニオン界面活性剤 |
ラウロイル加水分解シルクナトリウムは、蚕由来のシルクタンパク質(フィブロイン)を酵素または酸で加水分解してペプチド化し、ヤシ油由来のラウリン酸クロリドを縮合させたアニオン界面活性剤。INCI名はSodium Lauroyl Hydrolyzed Silk。いわゆるPPT系(加水分解タンパク系)洗浄成分の代表格で、洗浄しながら補修できる「一石二鳥」の機能性素材として知られる。
作用機序は明確で、シルクペプチドの極性アミノ酸残基がキューティクルの損傷部位や毛皮質の亀裂に静電的・疎水的に吸着し、物理的な補修と保湿膜形成を実現する。ラウリン酸部位が洗浄・泡立ちを担い、ペプチド部位がコンディショニングを担う二重構造が特徴。ただし洗浄力はラウレス硫酸Naなどの強力な界面活性剤には遠く及ばず、単独使用より他の洗浄成分とのブレンドが一般的。
類似のPPT系洗浄剤にはコラーゲン由来のラウロイル加水分解コラーゲンNa、ケラチン由来のものがあるが、シルク由来はその中でもサラサラ・ハリコシ・しっとり感のバランスが秀逸とされる。コラーゲン系がしっとり寄りであるのに対し、シルク系は「軽い仕上がりの中に適度なしっとり感」が得られる点が差別化ポイント。
安全性は非常に高く、低刺激で頭皮・肌ともに優しい。動物性由来ではあるが精製・縮合工程を経るため実質的なアレルゲンリスクは低い。ただし蚕由来成分であることから、シルクアレルギーを持つ人には注意が必要。環境面ではタンパク質由来の生分解性が高い一方、蚕の飼育という動物性原料の調達コストがあり、製品価格を押し上げる要因にもなる。ダメージヘア・カラーヘア・パーマヘア・乾燥毛に特に適したプレミアム洗浄成分として、高価格帯シャンプーに配合されることが多い。
3件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)