| 成分名 | カカオ種子エキス |
| INCI名 | Theobroma Cacao (Cocoa) Seed Extract |
| 由来 | 植物性 |
| 推奨配合濃度 | 0.5〜3% |
| 適正pH域 | 3〜7 |
| コメドジェニック度 | 1/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | 植物由来成分 |
カカオ種子エキスは、アオイ科植物カカオ(学名:Theobroma cacao)の種子から得られる植物性エキスです。チョコレートやココアの原料として長年親しまれてきたカカオ豆には、美容的に注目される多彩な活性成分が凝縮されており、化粧品分野でもエイジングケアや肌コンディショニング素材として幅広く活用されています。
主要活性成分は大きく二つのグループに分類されます。一つはポリフェノール類(プロシアニジン、エピカテキン、カテキンなど)で、強力なDPPHラジカル消去活性および一重項酸素消去活性を持ち、皮膚の酸化ストレスを軽減します。この抗酸化力は赤ワインや緑茶と同等以上とも言われており、製品中の油脂・油性成分の酸敗防止にも寄与します。もう一つはアルカロイド類(テオブロミン・カフェイン)で、テオブロミンはin vitro・in vivoの両試験で毛母細胞増殖促進と発毛促進効果が報告されており、育毛分野での応用も期待されています。カフェインは角層の水分量増加への寄与が確認されています。
さらに、プロシアニジンはin vitroでのメラニン生成抑制効果も示しており、美白補助成分としての可能性も研究されています。ヒスタミン遊離抑制作用による抗アレルギー・抗炎症効果も特筆すべき特性であり、敏感肌向け処方への応用も考えられます。こうした多面的な機能性から、スキンケア・ヘアケア・ボディケアなど幅広いカテゴリに配合される汎用性の高い成分です。
安全性については、15年以上の使用実績があり、皮膚刺激性はほとんどないとされています。食品として長年人体が摂取してきた原料由来であることも、化粧品成分としての信頼性を高める要因です。EWGスコアも低リスクとされており、緑茶エキスやローズマリーエキスと比較してもマイルドな使用感が特徴です。植物由来であるためアレルギーのリスクはゼロではありませんが、全体として安全性の高いエキスと評価されています。
3件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)