Ingredient Analysis

PEG‐3ヤシ脂肪酸アミドMEA硫酸Na

アニオン界面活性剤 4件の商品に配合 ID: 54601
アニオン界面活性剤 泡立て・洗浄を担う陰イオン性界面活性剤
-15

安全性
+10

素材の品質
+10

使用感
基本情報
成分名PEG‐3ヤシ脂肪酸アミドMEA硫酸Na
慣用名・別名アミドエーテル硫酸Na
INCI名Sodium PEG-3 Cocamide MEA Sulfate
由来半合成
推奨配合濃度1〜5%
適正pH域5.5〜7.5
EWGスコア6/10
コメドジェニック度2/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ アニオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
洗浄力 +40
皮脂・汚れへの洗浄・脱脂力
素材の品質 +10
成分の素材品質・配合価値
安全性 -15
肌・頭皮への安全性
補修力 +0
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 -20
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +5
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +10
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -10
環境負荷・生分解性の評価

概要

コカミドMEAのポリエチレングリコールエーテル硫酸エステルナトリウム塩。アミドエーテル硫酸系アニオン界面活性剤の一種。硫酸エステル由来の高い洗浄力・起泡性を持ちつつ、アミド基とPEG鎖(平均3mol付加)の導入により皮膚浸透性と刺激性を低減。従来のラウレス硫酸Na(SLES)より刺激緩和に優れるとされるが、脱脂力は依然高く頭皮・肌への負担は軽視できない。

PEG‐3ヤシ脂肪酸アミドMEA硫酸Naの解析

PEG-3ヤシ脂肪酸アミドMEA硫酸Na(アミドエーテル硫酸Na)は、ヤシ油由来の脂肪酸からつくられるコカミドMEAに、ポリエチレングリコール(PEG)鎖を付加した後、硫酸エステル化してナトリウム塩としたアニオン界面活性剤である。構造上の特徴は「アミド基+PEG鎖+硫酸エステル」の3層構造にあり、それぞれが異なる役割を担っている。

硫酸エステル部分はシャンプーらしい豊かな泡立ちと高い洗浄力を生み出し、整髪料・皮脂・汚れをしっかりと除去する。一方、PEG鎖はラウレス硫酸Na(SLES)と同様に皮膚への浸透性を抑制し、アミド基はさらに分子の親水性を高めることで刺激性を緩和する。いわば「高洗浄力にマイルド加工を施した進化型硫酸系」と理解できる。

類似成分と比較すると、ラウリル硫酸Na(SLS)は刺激が強く現在では敬遠される傾向にある。ラウレス硫酸Na(SLES)はコスト面で普及しているが本成分より刺激が高め。本成分はアミド基を持つ分だけ刺激緩和の設計思想がより進んでいるといえる。ただし「マイルドな硫酸系」であっても絶対的に低刺激ではなく、敏感肌や乾燥肌、頭皮トラブルを抱えるユーザーには依然リスクが存在する。

実用面では、石鹸シャンプーや安価なSLS配合品から移行を検討する際の現実的な中間選択肢として有用。泡立ち・すすぎ性・仕上がり感のバランスが取れており、業務用・市販品ともに幅広く採用されている。環境面では生分解性に一定の懸念があり、脱脂力の高さから廃水中の水生生物への負荷も考慮が必要。配合時は適切な濃度管理とコンディショニング成分との組み合わせが推奨される。

相性の良い成分

グリセリン ベタイン アラントイン

相性の悪い成分・混合注意

カチオン界面活性剤 陽イオン高分子