| 成分名 | ベヘナルコニウムクロリド |
| 慣用名・別名 | ベヘントリモニウムクロリド |
| INCI名 | Behentrimonium Chloride |
| 化学式 | C₂₅H₅₄ClN |
| 分子量 | 382.47 Da |
| 由来 | 半合成 |
| 推奨配合濃度 | 0.5〜3% |
| 適正pH域 | 3.5〜7.0 |
| EWGスコア | 4/10 |
| コメドジェニック度 | 2/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | カチオン界面活性剤 |
ベヘナルコニウムクロリド(Behentrimonium Chloride)は、炭素数22のベヘニル基を持つ第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤。主に菜種油(キャノーラ油)から誘導される植物由来成分で、ヴィーガン対応製品にも使用される。
毛髪はシャンプー後や損傷によりキューティクル表面が負(マイナス)に帯電するが、本成分はプラス電荷を持つため静電的に吸着し、帯電を中和する。これによりキューティクルが整い、摩擦抵抗が低減され、指通りの向上・静電気抑制・絡まり防止に寄与する。また、髪に柔軟性とまとまり感を付与し、乾燥後も作用が持続するため、ダメージヘアの保護剤としても重用される。
安全性については、EUでは洗い流す製品で5%以下、洗い流さない製品で3%以下と使用制限が設けられている。米国CIRは洗い流し用では安全、洗い流さない製品では0.25%以下で安全と評価。皮膚刺激性は10%以下の濃度でほぼなしとされるが、頭皮に残留した場合は炎症リスクがある。目への刺激性および水生生物への毒性も報告されており、環境負荷は懸念材料。40年以上の使用実績を持ち、皮膚感作性はほとんどないとされるが、残留性の高いカチオン成分として頭皮への長期的影響には注意が必要。