| 成分名 | セイヨウトチノキ樹皮エキス |
| 慣用名・別名 | マロニエ樹皮エキス, ホースチェスナット樹皮エキス |
| INCI名 | Aesculus Hippocastanum (Horse Chestnut) Bark Extract |
| 由来 | 植物性 |
| 推奨配合濃度 | 0.1〜2% |
| 適正pH域 | 4.0〜7.0 |
| EWGスコア | 1/10 |
| コメドジェニック度 | 0/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 規制なし |
| カテゴリ | 植物由来成分 |
セイヨウトチノキ樹皮エキスは、ヨーロッパ原産のトチノキ科の大木(学名:Aesculus hippocastanum)の樹皮部分から抽出された植物性エキスである。同じ植物の種子エキス(マロニエエキス)と類似した有効成分プロファイルを持つが、樹皮特有の高い収れん成分・タンニン類も含む点が特徴だ。
主要な活性成分はエスシン(アエスシン)と呼ばれるトリテルペン系サポニンおよびフラボノイド類(ルチン・ケルセチンなど)。エスシンは毛細血管の内皮細胞間の透過性を正常化し、血漿の漏出を抑制することで組織浮腫を軽減する作用機序を持つ。これはいわば「血管の引き締め剤」ともいえる働きで、目の周囲のむくみ・くすみ対策製品に特に好まれる理由である。また静脈トーンを高める作用から、下肢静脈瘤の外用薬(医薬品領域)でも活用されてきた歴史を持つ。
フラボノイド群は強力な抗酸化作用を担い、紫外線や大気汚染由来のフリーラジカルから皮膚を保護する。これにより肌の酸化ストレスを軽減し、コラーゲン分解酵素(MMP)の活性抑制を介した抗老化効果も期待できる。クラランスなど欧州の高級スキンケアブランドがマロニエ由来エスシンをエイジングケアラインに積極採用してきたのもこの理由による。
頭皮ケアの文脈では、血行促進作用が毛乳頭への栄養・酸素供給を改善し、育毛補助効果に貢献する可能性がある。また収れん作用による皮脂分泌の適度な調整効果が頭皮環境の改善に寄与する点も見逃せない。樹皮エキスは種子エキスと比べてタンニン含量がやや多く、より引き締め・収れん寄りの性格を持つとされる。安全性は高く、一般的な配合濃度ではほとんど刺激リスクはないが、高濃度ではサポニン由来の軽度な刺激に注意が必要だ。
3件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)