Ingredient Analysis

N‐ヤシ油脂肪酸アシル‐L‐グルタミン酸トリエタノールアミン液

アニオン界面活性剤 3件の商品に配合 ID: 5994
アニオン界面活性剤 泡立て・洗浄を担う陰イオン性界面活性剤
+45

安全性
+20

素材の品質
+20

使用感
基本情報
成分名N‐ヤシ油脂肪酸アシル‐L‐グルタミン酸トリエタノールアミン液
医薬部外品名N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸ナトリウム液
慣用名・別名ココイルグルタミン酸TEA、アシルグルタミン酸TEA
INCI名TEA-Cocoyl Glutamate
化学式C₁₂〜C₁₄脂肪酸アシル-L-グルタミン酸トリエタノールアミン塩混合物
由来植物性,半合成
推奨配合濃度2〜8%
適正pH域5.5〜7.5
EWGスコア3/10
コメドジェニック度1/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ アニオン界面活性剤
N‐ヤシ油脂肪酸アシル‐L‐グルタミン酸トリエタノールアミン液の分子構造
分子構造・化学式イメージ
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
洗浄力 +35
皮脂・汚れへの洗浄・脱脂力
素材の品質 +20
成分の素材品質・配合価値
安全性 +45
肌・頭皮への安全性
補修力 +15
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +30
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +25
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +20
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +35
環境負荷・生分解性の評価

概要

ヤシ油脂肪酸とL-グルタミン酸を原料とするアミノ酸系アニオン界面活性剤(TEA塩)。アミノ酸系洗浄剤の中でも特に低刺激・エモリエント性が際立ち、髪や肌に潤いを残しながら穏やかに洗浄する。単体では起泡力が弱く、他の補助洗浄剤との併用が必須。ベビーシャンプーやダメージヘア用シャンプーに多用される安全性の高い洗浄成分。

N‐ヤシ油脂肪酸アシル‐L‐グルタミン酸トリエタノールアミン液の解析

アミノ酸系洗浄剤のしっとり系代表格

ヤシ油由来の脂肪酸とアミノ酸の一種であるL-グルタミン酸を結合させたアシルグルタミン酸TEA塩(ococoyl Glutamate TEA)で、典型的なアニオン(陰イオン)界面活性剤です。アミノ酸系洗浄剤の中でももっともしっとり感・エモリエント性が高い部類に属し、洗浄力よりもコンディショニング性を重視した成分設計が特徴です。髪への吸着性に優れ、洗い上がりにしっとりとした感触を付与します。

弱酸性・低刺激・高安全性

皮膚や毛髪と同じ弱酸性域(pH約5〜6.5)に調整しやすく、過度な脱脂を起こさないマイルドな洗浄剤として知られています。皮膚・粘膜への刺激性がアニオン界面活性剤の中でもトップレベルに低く、ベビーシャンプーや敏感肌向け製品への採用実績が多いことがその安全性の高さを示しています。EWGスコアも低く、国内外で幅広く認められた安全性の高い成分です。

泡立ちの弱さ──最大の弱点

最大のデメリットは起泡力・泡立ちの弱さです。もともと単体での泡立ちが非常に乏しく、皮脂や整髪料が残っている状態ではさらに泡が消失しやすい傾向があります。そのため、実際の製品ではコカミドプロピルベタインやラウロイルグルタミン酸TEAなど起泡力を補う補助洗浄剤と組み合わせて使われるのが一般的です。本成分単独で配合している製品は、しっとり感が強い反面、洗浄感・リンス感に物足りなさを感じる場合があります。

環境・生分解性の観点でも優秀

植物由来(ヤシ油)を原料とし、生分解性が高く環境負荷が低い点も近年評価されています。合成界面活性剤(硫酸塩系)と比較して環境への影響が少なく、エコ・サステナブルな製品コンセプトとの相性も良い成分です。洗浄力の強さより安全性・潤い感・地肌ケアを重視する処方に適しています。

相性の良い成分

コメドジェニック低減剤 補助洗浄剤(ココイルメチルタウリンNaなど) 保湿成分(グリセリン BG)

相性の悪い成分・混合注意

強陰イオン界面活性剤 高pH製剤