Ingredient Analysis

N‐ヤシ油脂肪酸アシル‐L‐グルタミン酸カリウム

アニオン界面活性剤 2件の商品に配合 ID: 5995
アニオン界面活性剤 泡立て・洗浄を担う陰イオン性界面活性剤
+50

安全性
+30

素材の品質
+30

使用感
基本情報
成分名N‐ヤシ油脂肪酸アシル‐L‐グルタミン酸カリウム
医薬部外品名N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸カリウム
慣用名・別名ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸K
INCI名Potassium Cocoyl Glutamate
化学式C₁₂₋₁₈アシル-L-グルタミン酸カリウム(混合物)
由来植物性,半合成
推奨配合濃度2〜10%
適正pH域4.5〜6.5
EWGスコア2/10
コメドジェニック度0/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ アニオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
洗浄力 +50
皮脂・汚れへの洗浄・脱脂力
素材の品質 +30
成分の素材品質・配合価値
安全性 +50
肌・頭皮への安全性
補修力 +20
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +40
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +30
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +30
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +50
環境負荷・生分解性の評価

概要

ヤシ油脂肪酸とL-グルタミン酸の縮合物カリウム塩。アミノ酸系アニオン界面活性剤(アシルグルタミン酸塩)の代表格で、弱酸性・低刺激・高保湿が特徴。洗浄力はマイルドだが起泡力に優れ、使用後のしっとり感が高い。生分解性も良好で環境負荷が低い。

N‐ヤシ油脂肪酸アシル‐L‐グルタミン酸カリウムの解析

アミノ酸系洗浄剤のしっとり代表格

ヤシ油脂肪酸とアミノ酸の一種であるL-グルタミン酸を縮合させたカリウム塩で、アシルグルタミン酸塩(AG)系アニオン界面活性剤の代表成分です。INCI名はPotassium Cocoyl Glutamate。主に洗顔料・シャンプー・ボディソープ・ハンドソープなどリンスオフ製品に配合されます。ヤシ油由来のラウリン酸を主体(50%以上)とし、ミリスチン酸・パルミチン酸・カプリン酸が続くことで、洗浄力・起泡力・泡持続性のバランスが保たれています。

弱酸性・低刺激・しっとり感が三拍子

本成分の最大の特徴は弱酸性(pH4〜6付近)での使用が可能なこと。肌のpHに近い領域で機能するため、皮膚や粘膜への刺激が極めて低く、皮脂膜を過度に奪わない穏やかな洗浄が実現します。また硬水・軟水を問わず起泡性を発揮し、洗い上がりにしっとりとしたコンディショニング感を付与する点も優秀です。アミノ酸系洗浄剤の中でも特にしっとり仕上がるタイプとして位置づけられており、乾燥肌・敏感肌向けシャンプーや低刺激洗顔料に採用されるケースが多いです。

泡立ちの弱さが唯一の課題

アミノ酸系全般に共通する弱点として、起泡力はあっても消泡しやすい傾向があります。皮脂・整髪料・汚れが多い状態ではさらに泡が立ちにくくなるため、実際の製品ではコカミドプロピルベタインやラウロイルメチルアラニンNaなど補助洗浄剤と組み合わせて使われることがほとんどです。コイルグルタミン酸塩のみで構成した処方は洗浄力が不足しがちで、しっとりしすぎて使用感を損なうケースもあります。

安全性と環境性の両立

皮膚刺激性・眼刺激性ともに極めて低く、1973年頃から長年使用実績があります。生分解率は90%以上で易分解性に分類され、環境負荷が低い植物由来成分として評価されています。EWGスコアも低く、ベビー用品への採用実績もある安心感の高い洗浄剤です。洗浄力の強さよりも安全性・保湿感・低刺激性を重視したい処方設計に適した成分といえます。

相性の良い成分

グリセリン ベタイン ヒアルロン酸ナトリウム

相性の悪い成分・混合注意

強酸性成分 高濃度陽イオン界面活性剤

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