| 成分名 | N‐ヤシ油脂肪酸アシル‐L‐グルタミン酸カリウム |
| 医薬部外品名 | N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸カリウム |
| 慣用名・別名 | ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸K |
| INCI名 | Potassium Cocoyl Glutamate |
| 化学式 | C₁₂₋₁₈アシル-L-グルタミン酸カリウム(混合物) |
| 由来 | 植物性,半合成 |
| 推奨配合濃度 | 2〜10% |
| 適正pH域 | 4.5〜6.5 |
| EWGスコア | 2/10 |
| コメドジェニック度 | 0/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | アニオン界面活性剤 |
ヤシ油脂肪酸とアミノ酸の一種であるL-グルタミン酸を縮合させたカリウム塩で、アシルグルタミン酸塩(AG)系アニオン界面活性剤の代表成分です。INCI名はPotassium Cocoyl Glutamate。主に洗顔料・シャンプー・ボディソープ・ハンドソープなどリンスオフ製品に配合されます。ヤシ油由来のラウリン酸を主体(50%以上)とし、ミリスチン酸・パルミチン酸・カプリン酸が続くことで、洗浄力・起泡力・泡持続性のバランスが保たれています。
本成分の最大の特徴は弱酸性(pH4〜6付近)での使用が可能なこと。肌のpHに近い領域で機能するため、皮膚や粘膜への刺激が極めて低く、皮脂膜を過度に奪わない穏やかな洗浄が実現します。また硬水・軟水を問わず起泡性を発揮し、洗い上がりにしっとりとしたコンディショニング感を付与する点も優秀です。アミノ酸系洗浄剤の中でも特にしっとり仕上がるタイプとして位置づけられており、乾燥肌・敏感肌向けシャンプーや低刺激洗顔料に採用されるケースが多いです。
アミノ酸系全般に共通する弱点として、起泡力はあっても消泡しやすい傾向があります。皮脂・整髪料・汚れが多い状態ではさらに泡が立ちにくくなるため、実際の製品ではコカミドプロピルベタインやラウロイルメチルアラニンNaなど補助洗浄剤と組み合わせて使われることがほとんどです。コイルグルタミン酸塩のみで構成した処方は洗浄力が不足しがちで、しっとりしすぎて使用感を損なうケースもあります。
皮膚刺激性・眼刺激性ともに極めて低く、1973年頃から長年使用実績があります。生分解率は90%以上で易分解性に分類され、環境負荷が低い植物由来成分として評価されています。EWGスコアも低く、ベビー用品への採用実績もある安心感の高い洗浄剤です。洗浄力の強さよりも安全性・保湿感・低刺激性を重視したい処方設計に適した成分といえます。
2件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)