| 成分名 | N‐ヤシ油脂肪酸アシル‐L‐グルタミン酸ナトリウム |
| 医薬部外品名 | N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸ナトリウム |
| 慣用名・別名 | ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸Na |
| INCI名 | Sodium Cocoyl Glutamate |
| 化学式 | C18H30NO7Na(主成分:N-ラウロイル-L-グルタミン酸ナトリウム相当、混合物) |
| 分子量 | 319.38 Da |
| 由来 | 半合成 |
| 推奨配合濃度 | 2〜10% |
| 適正pH域 | 4.5〜7.0 |
| EWGスコア | 2/10 |
| コメドジェニック度 | 1/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | アニオン界面活性剤 |
ヤシ油由来脂肪酸とアミノ酸の一種であるL-グルタミン酸を縮合させたアシルグルタミン酸ナトリウム塩で、アミノ酸系陰イオン界面活性剤に分類されます。同じアミノ酸系でも、ラウロイル系よりエモリエント性が高く、アミノ酸系洗浄剤のなかで最もしっとりするタイプの代表格とされています。洗浄力は穏やかですが、脱脂しすぎず潤いを残しながら洗い上げる点が最大の特徴です。
pHを弱酸性に調整できるため、肌の生理的環境に近い条件で使用でき、皮膚・粘膜への刺激性がアニオン界面活性剤のなかでトップクラスに低いとされています。眼刺激性や皮膚感作性も極めて低く、ベビーシャンプー・敏感肌向け洗顔料・低刺激シャンプーに積極的に採用されています。耐硬水性も備えており、水質の影響を受けにくい点も実用上の利点です。
最大の弱点は単体での起泡力の低さです。皮脂や整髪料が残った状態ではさらに泡が消失しやすく、洗浄感が乏しく感じられることがあります。実際の製品では、ラウロイルグルタミン酸Na・コカミドプロピルベタイン・ラウリルグルコシドなどの補助界面活性剤と組み合わせて使われるのが一般的です。逆に本成分単独で構成されたシャンプーはしっとりしすぎて使いにくい場合があるため、配合比率と処方全体のバランスに注意が必要です。
シャンプー・ボディソープ・洗顔料・クレンジングなど幅広い洗浄製品に使われるほか、乳化安定化目的でスキンケア処方にも配合されることがあります。天然由来・生分解性が高く、環境負荷が比較的低い点も評価されており、エコサート認証対応原料としても知られています。コンディショニング効果・安全性・低刺激性を最優先する処方において、この成分の存在は大きな強みとなります。
4件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)