Ingredient Analysis

N‐ヤシ油脂肪酸アシル‐L‐グルタミン酸ナトリウム

アニオン界面活性剤 4件の商品に配合 ID: 5996
アニオン界面活性剤 泡立て・洗浄を担う陰イオン性界面活性剤
+40

安全性
+10

素材の品質
+20

使用感
基本情報
成分名N‐ヤシ油脂肪酸アシル‐L‐グルタミン酸ナトリウム
医薬部外品名N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸ナトリウム
慣用名・別名ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸Na
INCI名Sodium Cocoyl Glutamate
化学式C18H30NO7Na(主成分:N-ラウロイル-L-グルタミン酸ナトリウム相当、混合物)
分子量319.38 Da
由来半合成
推奨配合濃度2〜10%
適正pH域4.5〜7.0
EWGスコア2/10
コメドジェニック度1/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ アニオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
洗浄力 +40
皮脂・汚れへの洗浄・脱脂力
素材の品質 +10
成分の素材品質・配合価値
安全性 +40
肌・頭皮への安全性
補修力 +10
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +30
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +20
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +20
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +20
環境負荷・生分解性の評価

概要

ヤシ油脂肪酸とL-グルタミン酸を縮合したアニオン(陰イオン)界面活性剤。アミノ酸系洗浄剤のなかでもっともしっとり系に属し、弱酸性・低刺激で皮膚・頭皮への親和性が高い。単体では泡立ちが弱く、補助界面活性剤との併用が基本。ベビーシャンプーや敏感肌向け製品で頻用される代表的マイルド洗浄成分。

N‐ヤシ油脂肪酸アシル‐L‐グルタミン酸ナトリウムの解析

アミノ酸系洗浄剤のなかでも際立つしっとり感

ヤシ油由来脂肪酸とアミノ酸の一種であるL-グルタミン酸を縮合させたアシルグルタミン酸ナトリウム塩で、アミノ酸系陰イオン界面活性剤に分類されます。同じアミノ酸系でも、ラウロイル系よりエモリエント性が高く、アミノ酸系洗浄剤のなかで最もしっとりするタイプの代表格とされています。洗浄力は穏やかですが、脱脂しすぎず潤いを残しながら洗い上げる点が最大の特徴です。

弱酸性・低刺激で肌に優しい

pHを弱酸性に調整できるため、肌の生理的環境に近い条件で使用でき、皮膚・粘膜への刺激性がアニオン界面活性剤のなかでトップクラスに低いとされています。眼刺激性や皮膚感作性も極めて低く、ベビーシャンプー・敏感肌向け洗顔料・低刺激シャンプーに積極的に採用されています。耐硬水性も備えており、水質の影響を受けにくい点も実用上の利点です。

泡立ちの弱さと補助界面活性剤との相性

最大の弱点は単体での起泡力の低さです。皮脂や整髪料が残った状態ではさらに泡が消失しやすく、洗浄感が乏しく感じられることがあります。実際の製品では、ラウロイルグルタミン酸Na・コカミドプロピルベタイン・ラウリルグルコシドなどの補助界面活性剤と組み合わせて使われるのが一般的です。逆に本成分単独で構成されたシャンプーはしっとりしすぎて使いにくい場合があるため、配合比率と処方全体のバランスに注意が必要です。

ヘアケア・スキンケア双方で活躍

シャンプー・ボディソープ・洗顔料・クレンジングなど幅広い洗浄製品に使われるほか、乳化安定化目的でスキンケア処方にも配合されることがあります。天然由来・生分解性が高く、環境負荷が比較的低い点も評価されており、エコサート認証対応原料としても知られています。コンディショニング効果・安全性・低刺激性を最優先する処方において、この成分の存在は大きな強みとなります。

相性の良い成分

ベタイン ココイル水酸化プロピル-3-スルホン酸ナトリウム ラウロイルメチルアラニンNa

相性の悪い成分・混合注意

強酸性成分 高濃度の陽イオン界面活性剤