Ingredient Analysis

ステアリルベタイン

成分 7件の商品に配合 ID: 676
成分 化粧品・ヘアケア配合成分
+0

安全性
+10

素材の品質
+10

使用感
基本情報
成分名ステアリルベタイン
慣用名・別名ステアリルジメチルベタイン
INCI名Stearyl Betaine
化学式C23H47NO2
分子量347.56 Da
由来合成
推奨配合濃度0.5〜3%
適正pH域3〜8
コメドジェニック度1/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載
カテゴリ 成分
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +10
成分の素材品質・配合価値
安全性 +0
肌・頭皮への安全性
補修力 +0
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +0
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +20
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +10
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +0
環境負荷・生分解性の評価

概要

ステアリルベタインは炭素数18のステアリル基を持つ両性界面活性剤(ベタイン型)。同一分子内に正電荷(四級アンモニウム)と負電荷(カルボキシル基)を有し、pH依存性なく両性を示す。コンディショニング剤・乳化補助剤・帯電防止剤として機能し、毛髪表面への吸着によりなめらかさと柔軟性を付与。刺激性は低く、他の界面活性剤との配合適性が高い。保湿効果は限定的。

ステアリルベタインの解析

ステアリルベタインは、炭素数18のステアリル基(疎水性長鎖アルキル)とベタイン構造(分子内に正負両電荷を持つ双性イオン)を組み合わせた両性界面活性剤。化粧品においては主にコンディショナー・トリートメント・シャンプーに配合される。

作用機序の面では、毛髪のマイナス電荷表面に対してカチオン側が吸着しつつ、アニオン部位が水分子を保持するため、帯電防止・コンディショニング・わずかな保湿の三役を担う。ただしカチオン界面活性剤(塩化ステアリルトリメチルアンモニウム等)と比較すると吸着力・コンディショニング力は控えめで、マイルドな仕上がりになる点が特徴。

類似成分との比較として、同じベタイン系のコカミドプロピルベタインは主に洗浄・泡立ち補助目的で配合されるのに対し、ステアリルベタインは長鎖アルキルによる疎水性が強く、乳化補助・感触改良・コンディショニングに重点が置かれる。いわば「泡立ちより仕上がりに特化したベタイン」と位置づけられる。

安全性は良好で、皮膚刺激性・感作性はともに低い。アニオン界面活性剤・カチオン界面活性剤の双方と配合できる点も処方設計上のメリット。ただし単独での効果は限定的で、他のコンディショニング成分や保湿成分と組み合わせて使うことで真価を発揮するサポート的な成分と言える。

環境面では、ステアリル基由来の疎水鎖は生分解性があり、全体としては比較的環境負荷が低い。由来は主に植物性(パーム・ヤシ油等)または合成由来で、半合成品が多い。特殊な有効成分ではなく、あくまで処方の安定性・感触を整える脇役的な成分であることを踏まえると、focus評価は低い。

相性の良い成分

シリコーン油 セテアリルアルコール グリセリン

相性の悪い成分・混合注意

強陰イオン界面活性剤 高濃度カチオン界面活性剤