| 成分名 | べへントリモニウムクロリド |
| 慣用名・別名 | ベヘントリモニウムクロリド |
| INCI名 | Behentrimonium Chloride |
| 化学式 | C₂₅H₅₄ClN |
| 分子量 | 382.89 Da |
| 由来 | 合成 |
| 推奨配合濃度 | 0.5〜3% |
| 適正pH域 | 3.5〜7.0 |
| EWGスコア | 6/10 |
| コメドジェニック度 | 3/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 |
| カテゴリ | カチオン界面活性剤 |
ベヘントリモニウムクロリド(Behentrimonium Chloride)は、炭素数22のベヘニル鎖を持つ第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤です。陽イオン性のため、負に帯電した髪の表面(損傷毛ほど負電荷が強い)に静電気的に強く吸着し、コンディショニング・帯電防止・柔軟化の効果を発揮します。
長鎖アルキル基(C22)を有することで、同類のセトリモニウムクロリド(C16)やステアリルトリモニウムクロリド(C18)と比較して吸着持続性が高く、髪が乾燥した後もなめらかさやまとまりが維持されやすいのが特徴です。ダメージヘア・くせ毛・広がりやすい髪向け製品に特に適しており、多くのサロン向けトリートメントに採用されています。
安全性については40年以上の使用実績があり、10%以下の濃度では皮膚刺激性・感作性ともにほとんどないとされています(CIR評価)。ただし、頭皮への吸着残留が炎症を引き起こす可能性があるため、洗い流さないスタイリング製品や頭皮に直接塗布する用途では注意が必要です。通常のリンスオフ使用での一般消費者への安全性は概ね問題ないと考えられています。
環境面では、生分解性が比較的低く水生生物への毒性が指摘されており、環境負荷はやや高めと評価されます。EWGスコアは3〜4程度。育毛・頭皮改善への貢献は期待しにくく、あくまでも「仕上がり感・指通りを整える補助的成分」として位置づけるのが適切です。セタノールやセテアリルアルコールなどの高級アルコールと組み合わせることで乳化安定性が向上し、相乗的なコンディショニング効果が得られます。
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