Ingredient Analysis

べへントリモニウムクロリド

カチオン界面活性剤 ID: 72930
カチオン界面活性剤 コンディショニング・帯電防止を担う陽イオン性界面活性剤
-20

安全性
+10

素材の品質
+30

使用感
基本情報
成分名べへントリモニウムクロリド
慣用名・別名ベヘントリモニウムクロリド
INCI名Behentrimonium Chloride
化学式C₂₅H₅₄ClN
分子量382.89 Da
由来合成
推奨配合濃度0.5〜3%
適正pH域3.5〜7.0
EWGスコア6/10
コメドジェニック度3/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載
カテゴリ カチオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +10
成分の素材品質・配合価値
安全性 -20
肌・頭皮への安全性
補修力 +30
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 -20
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +40
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +30
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -30
環境負荷・生分解性の評価

概要

カチオン界面活性剤(第四級アンモニウム塩)。トリートメント・コンディショナーに広く配合され、髪へ強く吸着してコンディショニング・帯電防止効果を発揮。乾燥後も持続的に作用し、ダメージヘアの保護・指通り改善に貢献。一方、頭皮への残留が炎症リスクとなるため安全性評価はやや低い。

べへントリモニウムクロリドの解析

ベヘントリモニウムクロリド(Behentrimonium Chloride)は、炭素数22のベヘニル鎖を持つ第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤です。陽イオン性のため、負に帯電した髪の表面(損傷毛ほど負電荷が強い)に静電気的に強く吸着し、コンディショニング・帯電防止・柔軟化の効果を発揮します。

長鎖アルキル基(C22)を有することで、同類のセトリモニウムクロリド(C16)やステアリルトリモニウムクロリド(C18)と比較して吸着持続性が高く、髪が乾燥した後もなめらかさやまとまりが維持されやすいのが特徴です。ダメージヘア・くせ毛・広がりやすい髪向け製品に特に適しており、多くのサロン向けトリートメントに採用されています。

安全性については40年以上の使用実績があり、10%以下の濃度では皮膚刺激性・感作性ともにほとんどないとされています(CIR評価)。ただし、頭皮への吸着残留が炎症を引き起こす可能性があるため、洗い流さないスタイリング製品や頭皮に直接塗布する用途では注意が必要です。通常のリンスオフ使用での一般消費者への安全性は概ね問題ないと考えられています。

環境面では、生分解性が比較的低く水生生物への毒性が指摘されており、環境負荷はやや高めと評価されます。EWGスコアは3〜4程度。育毛・頭皮改善への貢献は期待しにくく、あくまでも「仕上がり感・指通りを整える補助的成分」として位置づけるのが適切です。セタノールやセテアリルアルコールなどの高級アルコールと組み合わせることで乳化安定性が向上し、相乗的なコンディショニング効果が得られます。

相性の良い成分

セテアリルアルコール セタノール シリコーン系コンディショニング成分

相性の悪い成分・混合注意

陰イオン界面活性剤 高濃度アルコール

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