| 成分名 | PCAイソステアリン酸PEG-30水添ヒマシ油 |
| 慣用名・別名 | PYROTER CPI-30 |
| INCI名 | PEG-30 Hydrogenated Castor Oil PCA Isostearate |
| 由来 | 半合成 |
| 推奨配合濃度 | 1〜5% |
| 適正pH域 | 4.5〜7.0 |
| コメドジェニック度 | 2/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | ノニオン界面活性剤 |
PCAイソステアリン酸PEG-30水添ヒマシ油は、ヒマシ油を水素添加(硬化)した水添ヒマシ油にEO(酸化エチレン)を約30モル付加し、さらにPCA(ピロリドンカルボン酸)とイソステアリン酸でエステル化した複合型ノニオン界面活性剤である。日本エマルジョン社の製品名PYROTER CPI-30として化粧品業界に普及している。
通常のPEG-30水添ヒマシ油が純粋な乳化剤であるのに対し、この成分はPCAとイソステアリン酸の二重修飾によって機能が拡張されている。PCA(ピロリドンカルボン酸)は天然保湿因子(NMF)の主要成分であり、保湿力の付与に貢献。イソステアリン酸は分岐型脂肪酸で皮膚・毛髪との親和性が高く、柔軟性と滑らかさをもたらす。HLB値10という中程度の親水性は、O/W型乳化に適した設計となっている。
通常のPEGエーテル型乳化剤と比較すると、エステル結合を含むため加水分解安定性への配慮が必要な反面、PCAとイソステアリン酸のシナジーによってコンディショニング機能が付加されている点が差別化ポイント。シャンプーやトリートメントへの配合では、乳化基剤としてのみならず頭皮・毛髪への保湿・なめらか感の付与にも寄与する。
安全性については、水添ヒマシ油ベースのPEG誘導体は一般的に皮膚刺激性・感作性が低く、EWGデータベースでも低〜中リスク評価に位置することが多い。ただしEO付加型界面活性剤共通の懸念として、不純物(1,4-ジオキサン)の混入可能性があるため、原料の精製管理が重要。環境負荷についてはPEG鎖由来の生分解性の低さが若干の課題となる。
2件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)