| 成分名 | ラウロイルシルクアミノ酸Na(アミノ酸系) |
| 慣用名・別名 | カワシルクS |
| INCI名 | SODIUM LAUROYL SILK AMINO ACIDS |
| 由来 | 半合成 |
| 推奨配合濃度 | 2〜8% |
| 適正pH域 | 4.5〜7.0 |
| コメドジェニック度 | 1/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | アニオン界面活性剤 |
ラウロイルシルクアミノ酸Naは、ヤシ油由来のラウリン酸とシルク(絹)タンパク質フィブロインを加水分解して得られるシルクアミノ酸を縮合させたアミノ酸系アニオン界面活性剤だ。前身成分である「ラウロイル加水分解シルクNa」をさらに改良し分子量を小さくしたグレードであり、毛髪・皮膚への浸透性が向上している点が特筆される。
洗浄力はマイルドな中程度で、一般的なラウリル硫酸Naのような強力な脱脂作用はない。しかしその分、頭皮の皮脂バリアをほとんど損なわず、敏感肌・乾燥肌・アトピー傾向の頭皮にも使いやすい。また、洗浄と同時にシルクアミノ酸由来のコンディショニング効果・保湿効果・柔軟化効果が皮膚・毛髪表面に残り、洗い流した後もシルキーな仕上がり感が持続する点が他のアミノ酸系洗浄剤との最大の差別化点だ。
泡質はクリーミーできめ細かく、泡持ちも良好。比喩的に言えば「洗うだけでトリートメントを同時に行う」ような作用であり、特にカラー毛・ブリーチ毛・ダメージ毛の洗髪に最適とされる。アミノ酸系洗浄剤でありがちなすすぎ時のきしみや、洗浄力不足によるべたつき残りも少ないため、使用感のバランスが非常に高い。
同カテゴリの類似成分であるコカミドDEAやラウロイルグルタミン酸Naと比較すると、シルクペプチドを構造内に保持するため髪・肌のしなやかさへの貢献において一段上の評価が得られる。動物性(シルク)由来であるため、ヴィーガン対応製品には使用しにくいというトレードオフもある。
非常に高価な原料であるため、主にプレミアムライン・高級シャンプーへの配合が中心。EWGスコアは低く、EU規制でも問題視されていない。アミノ酸系洗浄剤の中でも特に安全性・使用感・素材品質の三拍子が揃った成分として、処方設計者・消費者双方から高い支持を得ている。
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