| 成分名 | ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸ナトリウム |
| 医薬部外品名 | ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸ナトリウム |
| 慣用名・別名 | オレス-○リン酸Na |
| INCI名 | Sodium Polyoxyethylene Oleyl Ether Phosphate |
| 由来 | 半合成 |
| 推奨配合濃度 | 0.5〜2% |
| 適正pH域 | 5〜8 |
| EWGスコア | 5/10 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 旧指定成分 医薬部外品承認成分 |
| カテゴリ | ノニオン界面活性剤 |
ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸ナトリウムは、オレイルアルコール(C18不飽和脂肪族アルコール)に酸化エチレンを付加重合させ、さらにリン酸エステル化してナトリウム塩としたアニオン性界面活性剤である。別名「オレス-〇リン酸Na」とも呼ばれ、〇の数字はEO(エチレンオキサイド)の付加モル数を示す。
主な機能は可溶化・乳化・分散であり、油性成分を水系製剤中に均一に溶け込ませる目的で使用される。化粧水・ヘアトニック・育毛剤・ヘアカラー剤・シャンプーなど幅広い製品カテゴリーに応用されており、とくに低粘度の乳液状製剤の安定化に有効とされる。
安全性については、過去にPOEオレイルエーテルを含むメイク落とし製品で目への刺激・角膜損傷の報告があったことが知られており、眼周辺への使用には注意が必要である。ただし配合量の上限規定はなく、通常使用濃度では全身への重大リスクは低いと考えられているが、敏感肌・アトピー体質の人には刺激感が生じる場合がある。日本では表示指定成分(旧規制対象)に分類されており、製品ラベルへの記載が義務付けられている。
環境面では、POE(ポリオキシエチレン)鎖を持つ界面活性剤として生分解性がやや低く、水生生態系への負荷が懸念される。製剤中での役割は限定的な補助成分であり、直接的な補修・育毛・美白効果はほとんど期待されない。