| 成分名 | リノール酸K |
| 医薬部外品名 | リノール酸K |
| INCI名 | Potassium Linoleate |
| 化学式 | C18H31KO2 |
| 分子量 | 334.49 Da |
| 由来 | 植物性 |
| 推奨配合濃度 | 0.5〜3% |
| 適正pH域 | 4.5〜7.0 |
| コメドジェニック度 | 1/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | 成分 |
リノール酸K(リノール酸カリウム)は、必須脂肪酸であるリノール酸(C18:2, n-6系)のカリウム塩で、水溶性が向上した形態です。リノール酸フリー体と同様の生理活性を持ちつつ、製剤への配合適性が改善されています。
皮膚における主な役割として、アシルセラミドの構成脂肪酸として角質層の細胞間脂質ラメラ構造の形成・維持に寄与し、バリア機能の回復をサポートします。n-6系脂肪酸が不足すると皮膚炎が生じることが知られており、セラミドのリノール酸がオレイン酸に置き換わることで肌荒れが起きるという報告もあります。
美白効果については、チロシナーゼのプロテアソーム分解促進によりメラニン生成を抑制する作用が示されており、リポソーム化した場合に特に有効とされています。医薬部外品では「リノール酸S」として美白有効成分に承認された実績があります。
ヘアケアにおいては、頭皮の脂質環境を整えるエモリエント剤として機能し、黄色ブドウ球菌の増殖抑制作用も報告されています。ただし不飽和結合を2つ持つため酸化安定性が低く、製剤中での酸化劣化が懸念される点は注意が必要です。環境負荷は主に植物油由来であることから比較的低めですが、精製・加工プロセスを考慮すると中程度の評価となります。