| 成分名 | ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解ケラチン(羽毛) |
| INCI名 | Hydroxypropyltrimonium Hydrolyzed Keratin |
| 由来 | 動物性 |
| 推奨配合濃度 | 0.5〜3% |
| 適正pH域 | 3.5〜7.0 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | 成分 |
ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解ケラチン(羽毛)は、水鳥の羽毛(フェザー)から抽出・加水分解したケラチンタンパク質に、ヒドロキシプロピルトリモニウム基(カチオン性官能基)を化学修飾した半合成成分。いわば「ターゲティング機能を持つ補修剤」で、毛髪表面の損傷箇所(負電荷が強く露出した部位)に静電気的引力で選択的に吸着し、集中補修を行う。
羽毛由来のケラチンはフェザーケラチンとも呼ばれ、羊毛(ウール)ケラチンと比べて分子構造がよりコンパクトで柔軟性に富む。この特性が加水分解後も活きており、髪への浸透・吸着がスムーズでべたつかず羽のように軽い仕上がりをもたらす。従来の高分子ケラチンPPTが「ハリ・コシ優先」だったのに対し、羽毛系は「しなやかさ・柔らかさ優先」と位置づけられる。
カチオン化の恩恵はさらに大きく、帯電防止効果によりパサつきや静電気を抑制し、コーム通りとなめらかな指通りを向上させる。ダメージホールへのアミノ酸・ペプチド供給による内部補修と、毛表面のコーティングによるキューティクル保護を同時に発揮するため、シャンプー・トリートメント・ヘアマスクなど幅広い剤型で採用される。
安全性面では動物由来タンパク質としてアレルギーリスクがゼロではないが、加水分解によって抗原性は大幅に低減されており、一般的な使用では問題が少ない。ただし鳥類アレルギーを持つ人は念のため確認を推奨。环境観点では食品・羽毛産業の副産物を利用する点でサステナビリティの側面もある。シリコーンや合成ポリマーと比べて生分解性が高く、環境負荷が相対的に低い点も注目される。
類似成分である加水分解ケラチン(ウール)と比較すると、羽毛系は軽やかな質感調整が得意な一方、剛性の高いハリ・コシ付与はやや控えめ。ダメージが重度なほど吸着量が増えるという「損傷依存型吸着」の特性は、ブリーチ毛や繰り返しパーマ毛のケアに特に有効なメカニズムといえる。
2件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)