| 成分名 | ピリドキシルセリン |
| 慣用名・別名 | ビタミンアミノプロテクター |
| INCI名 | Pyridoxyl Serine |
| 化学式 | C11H16N2O5 |
| 由来 | 半合成 |
| 推奨配合濃度 | 0.1〜1% |
| 適正pH域 | 4.5〜7.0 |
| コメドジェニック度 | 1/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 |
| カテゴリ | 成分 |
ピリドキシルセリンは、ビタミンB6の活性型であるピリドキシンとアミノ酸のセリンを化学的に結合させた誘導体。「ビタミンアミノプロテクター」とも呼ばれ、世界で初めて化粧品配合に成功したのが日本の味の素株式会社であるという点で、先進性と独自性を持つ成分である。
作用機序として、ピリドキシン部分がたんぱく質・脂質代謝の補酵素として機能し、皮脂腺での過剰な皮脂分泌を抑制するとともに、活性酸素種(ROS)を消去する抗酸化作用を発揮する。さらに細胞の新陳代謝を促進し、ダメージを受けた肌・頭皮の修復を助ける。セリンは皮膚の天然保湿因子(NMF)の主要構成アミノ酸であり、この結合体はピリドキシン単体よりも水への親和性と皮膚への浸透性が向上していると考えられている。
類似成分であるピリドキシンHCl(塩酸ピリドキシン)と比べると、ピリドキシルセリンは保湿性と浸透性の面で優位性を持ち、皮膚環境の改善においてより包括的な効果が期待できる。塩酸ピリドキシンが医薬部外品有効成分として「ニキビ予防・肌荒れ防止」に長年使用されてきた実績に対し、ピリドキシルセリンはその機能をアミノ酸の力で拡張した次世代型といえる。
育毛・頭皮ケアの観点からも注目されており、抗炎症作用と皮脂コントロールによる頭皮環境の最適化が毛包の健全な機能維持に寄与すると考えられる。スキンケアではニキビ肌・脂性肌・混合肌向け製品、頭皮ケアでは育毛剤・スカルプトニックへの配合が代表的。安全性は比較的良好であるが、ビタミンB6誘導体特有の光安定性への配慮が製剤上は求められる。
2件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)