| 成分名 | ベンザルコニウム塩化物 |
| 医薬部外品名 | 塩化ベンザルコニウム |
| 慣用名・別名 | 塩化ベンザルコニウム |
| INCI名 | Benzalkonium Chloride |
| 化学式 | C21H38ClN(主成分、アルキル鎖長により異なる混合物) |
| 分子量 | 340.35 Da |
| 由来 | 合成 |
| 推奨配合濃度 | 0.01〜0.1% |
| 適正pH域 | 3.0〜8.0 |
| EWGスコア | 6/10 |
| コメドジェニック度 | 0/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 |
| カテゴリ | カチオン界面活性剤 |
ベンザルコニウム塩化物(塩化ベンザルコニウム)は、第四級アンモニウム塩(QAC)に分類されるカチオン性界面活性剤であり、幅広い抗菌スペクトルを持つ殺菌・防腐剤として知られる。シャンプー・コンディショナー・化粧水・消毒ジェル・コンタクトレンズ洗浄液など、多様な製品に使用されてきた長い実績がある。
作用機序は、陽イオン性の親水基が細菌の細胞膜(陰イオン性)に静電気的に吸着し、膜構造を破壊することで殺菌効果を発揮する。グラム陽性菌・グラム陰性菌・真菌に対して有効で、低濃度(0.01〜0.1%程度)でも効果を示す。
しかし安全性面での懸念は大きい。韓国の多施設研究(584名対象)では、化粧品接触皮膚炎患者のうち12.1%がベンザルコニウムクロリドに過敏反応を示し、防腐剤アレルゲンとして上位にランクインした。EWGはアレルギー誘発リスクと皮膚・目・呼吸器への刺激を警告しており、喘息・湿疹などの皮膚疾患保有者には感作物質として特に危険とされる。
日本の化粧品基準では、洗い流さない製品への配合上限は0.05%、洗い流す製品には0.1%と規定されている。また、常用による耐性菌出現リスクも指摘されており、環境負荷の観点からも問題視されることがある。水生生物への毒性が報告されており、生分解性も低い点が課題となっている。
コンディショニング成分としての帯電防止・滑り付与効果は限定的であり、ヘアケアでの主用途はあくまで防腐・殺菌目的。敏感肌・アトピー肌の方はパッチテストを推奨し、全成分表での確認が望ましい成分である。
5件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)