| 成分名 | (カプリル/カブラミド) プロピルベタイン |
| INCI名 | Capryl/Capramidopropyl Betaine |
| 化学式 | C8/C10アミドプロピルジメチルグリシン(混合物) |
| 由来 | 合成 |
| 推奨配合濃度 | 2〜8% |
| 適正pH域 | 3.5〜7.0 |
| EWGスコア | 2/10 |
| コメドジェニック度 | 1/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | アニオン界面活性剤 |
(カプリル/カプラミド)プロピルベタインは、カプリル酸(C8)およびカプリン酸(C10)を脂肪酸原料とするアミノ酢酸ベタイン型の両性界面活性剤。一般的なコカミドプロピルベタイン(C12主体)と比較して炭素鎖が短く、水溶性が高いため粘膜刺激が極めて低いのが特徴的な点である。
配合目的は多岐にわたり、①アニオン界面活性剤との相乗効果による泡立ち・洗浄力・泡質の向上、②アミノ酸系界面活性剤系処方での増粘補助、③強アニオン界面活性剤(ラウリル硫酸Naなど)の皮膚・毛髪タンパクへの吸着量を低減し刺激を緩和する作用、④陰イオン界面活性剤・カチオン化高分子との協働によるコアセルベート形成を通じたヘアコンディショニング付与、が挙げられる。
安全性面では、コカミドプロピルベタインで報告されるアレルギー感作の原因物質(アミドアミン・DMAPAなどの不純物)が生成しにくい構造的特性があるとされ、眼刺激性が低く涙液に近いpHでも穏やかな洗浄が可能。ベビーシャンプー・低刺激スキンケア・眼周辺製品への応用事例も多い。EWGスコアは比較的低く安全寄りの評価。
一方、単独での洗浄力は限定的であり、必ず主洗浄剤と組み合わせて使用される補助的な位置づけ。帯電防止効果・皮膚コンディショニング作用も有するが、コンディショニング力はカチオン界面活性剤と比べると穏やか。防腐剤フリー処方との相性も良好で、製剤安定性に寄与する。環境負荷は炭素鎖が短い分コカミド系より軽微とされるが、合成プロセスを伴うため完全に無視はできない。
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