| 成分名 | ウンデシレンアミドプロピルトリモニウムメトサルフェート |
| INCI名 | Undecylenamidopropyl Trimonium Methosulfate |
| 化学式 | C₁₉H₄₀N₂O₅S(推定) |
| 由来 | 半合成 |
| 推奨配合濃度 | 0.5〜3% |
| 適正pH域 | 3.5〜7.0 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | カチオン界面活性剤 |
ウンデシレンアミドプロピルトリモニウムメトサルフェートは、植物由来(主にヒマシ油)のウンデシレン酸(10-ウンデセン酸)を原料とするアミドプロピル型の第4級カチオン界面活性剤(クアタニウム系)である。化学構造的には、ウンデシレノイルアミドプロピル基に4級アンモニウム塩を付加し、対イオンとしてメトサルフェート(メチル硫酸塩)を持つ。
ヘアケア製品において、帯電防止(コンディショニング)効果を主目的として配合される。損傷を受けてマイナスに帯電した毛髪表面に対し、プラスに帯電したカチオン性基が静電気的に吸着し、キューティクルの保護・平滑化を促進。滑らかな指通りと扱いやすさの向上に寄与する。
ウンデシレン酸は古くから抗真菌・抗菌剤として知られており、ウンデシレノイル基を分子内に持つ本成分は、フケの原因とされるマラセチア菌に対する抑制作用が期待できる点が他の一般的なカチオン界面活性剤との差別化ポイントである。この特性からフケ防止シャンプーやスキャルプケア製品への応用が見られる。
安全性については、対イオンにクロリドではなくメトサルフェートを採用しており、塩化物比較で皮膚刺激が若干低いとされる一方、高濃度では刺激リスクが存在する。EWGスコアは中程度であり、一般に低〜中濃度での配合が推奨される。なお既存処方例ではメチルクロロイソチアゾリノン(MCI)やメチルイソチアゾリノン(MI)と組み合わせて使用されるケースがあるが、これらの防腐剤自体が高刺激性・感作性を持つため、スコアリング上も安全性に負の影響を加味している。
環境面では、生分解性は概ね良好とされるが、4級アンモニウム塩全般として水生生物への毒性リスクが指摘されており、環境負荷はやや高めに評価される。
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