| 成分名 | ミリストリイルメチルアラニンNa |
| 慣用名・別名 | ミリストイルメチルアラニンNa |
| INCI名 | Sodium Myristoyl Methyl Alanine |
| 化学式 | C18H34NNaO3 |
| 由来 | 半合成 |
| 推奨配合濃度 | 2〜5% |
| 適正pH域 | 4.5〜6.5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | アニオン界面活性剤 |
ミリストイルメチルアラニンNa(Sodium Myristoyl Methyl Alanine)は、ミリスチン酸(C14脂肪酸)とN-メチル-β-アラニンを縮合させたアミノ酸系アニオン界面活性剤です。同族のラウロイルメチルアラニンNa(C12)よりも炭素鎖が長い分、洗浄力と起泡性がやや高く、リッチでクリーミーな泡質を形成しやすい特徴があります。
弱酸性(pH4.5〜6.5付近)での使用が可能なため、肌・頭皮のpHに近い処方が実現でき、刺激が少なく地肌への負担が小さい点が評価されています。ラウレス硫酸Naなどの硫酸系洗浄剤と比べて脱脂力が穏やかで、皮膚タンパクへの吸着性も低いことから、敏感肌・乾燥肌対応シャンプーにも採用されます。
カチオン化ポリマー(グァーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリドなど)との組み合わせにより、リンス効果・潤滑性が相乗的に高まります。また、コカミドプロピルベタインなどの両性界面活性剤と配合することで増粘効果が得られ、製剤の使い心地を整えやすいのも特長です。硬水中でもカルシウム・マグネシウムイオンの影響を受けにくく、金属イオン封鎖(キレート)作用も持つため、処方安定性に優れています。
脱脂力の高い他の洗浄剤(硫酸系など)と組み合わせたり、pHを中性〜弱アルカリ性に設定した処方では過度の脱脂となり得るため、処方全体のpHや配合成分の確認が重要です。安全性については長期の使用実績があり、低濃度での皮膚刺激性はほとんどなく、光毒性・感作性も低いとされています。アミノ酸由来でありながら高い泡立ちと使用感を兼備した、バランスに優れた洗浄剤といえます。
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