| 成分名 | ココグリセリル硫酸Na |
| 慣用名・別名 | ソジウムココグリセリルサルフェート |
| INCI名 | Sodium Coco-Glyceryl Sulfate |
| 分子量 | ~300 Da |
| 由来 | 植物性 |
| 推奨配合濃度 | 2〜10% |
| 適正pH域 | 5.0〜7.0 |
| EWGスコア | 5/10 |
| コメドジェニック度 | 3/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | アニオン界面活性剤 |
ココグリセリル硫酸Na(英:Sodium Coco-Glyceryl Sulfate / Sodium Coco-Sulfate)は、ヤシ油( coconut oil)由来の脂肪アルコールを硫酸エステル化したナトリウム塩であり、アニオン(陰イオン)界面活性剤に分類される洗浄成分である。ラウリル硫酸Na(SLS)と同系統の硫酸エステル型であるが、ヤシ油由来の混合脂肪鎖(C8〜C18)で構成されるため、単一鎖のSLSよりやや刺激が低いとされる。
洗浄力・脱脂力はともに高く、豊富な泡立ちと優れた汚れ除去能を発揮する。しかしその反面、電荷が強くタンパク質変性作用があるため、頭皮バリアへの負荷が大きく、繰り返し使用によって乾燥・痒み・フケ等の頭皮トラブルを誘発するリスクがある。分子量が比較的小さく皮膚への浸透・残留性があることも懸念点とされており、EWGスコアでも中程度のリスク評価を受けることが多い。
国内製品での採用例は少なく、欧米由来のナチュラル・オーガニック系シャンプー等に使用されるケースが目立つ。「天然由来・ノーSLS」を謳いつつ本成分を配合した製品も存在し、消費者が誤認しやすい点に注意が必要である。メインの洗浄剤として配合されている場合は特に、敏感肌・アトピー・頭皮炎症がある使用者には推奨しにくい。
環境面では、硫酸エステル塩として生分解性はある程度確保されているものの、製造工程での硫酸化処理による環境負荷が存在する。ベタイン系・グルタミン酸系・アシルグルタミン酸塩などのマイルド系洗浄剤と比較すると、安全性・頭皮親和性の面で劣る位置づけといえる。配合量が少ない場合や補助洗浄剤として使用される場合はリスクが軽減される。
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