Ingredient Analysis

ジパルミトイルヒドロキシプロリン

成分 1件の商品に配合 ID: 87275
成分 化粧品・ヘアケア配合成分
+80

安全性
+50

素材の品質
+20

使用感
基本情報
成分名ジパルミトイルヒドロキシプロリン
慣用名・別名DPHP
INCI名Dipalmitoyl Hydroxyproline
化学式C37H69NO6
分子量531.70 Da
由来半合成
推奨配合濃度0.5〜2%
適正pH域4.5〜7.0
EWGスコア1/10
コメドジェニック度1/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ 成分
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +50
成分の素材品質・配合価値
安全性 +80
肌・頭皮への安全性
補修力 +50
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +0
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +20
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +20
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +0
環境負荷・生分解性の評価

概要

ヒドロキシプロリン(コラーゲン構成アミノ酸)の水酸基と窒素にパルミチン酸2分子をエステル結合させたDDSタイプのプロリン誘導体。脂溶性化により皮膚への浸透性を大幅に向上。皮膚内のリパーゼによりヒドロキシプロリンが遊離し、コラーゲン合成促進・線維形成支持作用を発揮。即効性の抗シワ・引き締め効果と保湿効果を併せ持つ。EWGスコア1で安全性も高く、ビタミンC以上の抗酸化活性を示すとの報告あり。

ジパルミトイルヒドロキシプロリンの解析

ジパルミトイルヒドロキシプロリン(DPHP)は、コラーゲンを構成する特殊アミノ酸「ヒドロキシプロリン」に2本のパルミチン酸を結合させた半合成誘導体。いわばコラーゲンの「鍵」をよりスムーズに鍵穴(皮膚)へ届けるための脂溶性プロドラッグとも言える設計思想を持つ。

通常、ヒドロキシプロリン単体は親水性が高く皮膚バリアを通過しにくいが、DPHPはパルミチン酸でアシル化することで角質層の脂質構造に馴染む脂溶性を獲得。表皮に浸透後、皮膚内のリパーゼによってパルミチン酸が切断され、活性体のヒドロキシプロリンとパルミチン酸が遊離する。遊離したヒドロキシプロリンはコラーゲン合成の基質・促進シグナルとして機能し、真皮のコラーゲン線維形成をサポートする。このように、DDS(Drug Delivery System)的発想を化粧品原料に応用した先進的なアプローチが特徴。

効果面では、即効性の引き締め・抗シワ効果と、肌の弾力改善・保湿効果の両立が報告されている。抗酸化活性はビタミンCを上回るとも言われ、エイジングケア素材としての総合力は高い。また、唇のツヤやボリューム改善など、スキンケア以外のリップ製品への応用事例もある。類似成分であるパルミトイルプロリンやパルミトイルヒドロキシプロリン(1置換体)と比較すると、DPHPは2つのパルミチン酸を持つことでより高い脂溶性と基質送達効率を持つ点が差別化要素。

安全性はEWGスコア1と高く評価されており、敏感肌や妊娠中の使用への懸念も少ない。コメドジェニシティも低く、配合濃度は最大5%が目安とされる。ナイアシンアミドやビタミンC誘導体、ペプチド類との併用でコラーゲン生成促進のシナジーが期待できる。エイジングケア・引き締め・保湿を一成分で担える高機能原料として、アンチエイジング訴求製品への配合価値は高い。

相性の良い成分

ビタミンC誘導体 ナイアシンアミド ペプチド類 植物エキス

相性の悪い成分・混合注意

高pH製剤 強い酸化剤

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