| 成分名 | ジパルミトイルヒドロキシプロリン |
| 慣用名・別名 | DPHP |
| INCI名 | Dipalmitoyl Hydroxyproline |
| 化学式 | C37H69NO6 |
| 分子量 | 638.95 Da |
| 由来 | 半合成 |
| 推奨配合濃度 | 0.5〜5% |
| 適正pH域 | 4.5〜7.0 |
| EWGスコア | 1/10 |
| コメドジェニック度 | 1/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 規制なし |
| カテゴリ | 成分 |
ジパルミトイルヒドロキシプロリン(DPHP)は、コラーゲンを構成する特殊アミノ酸「ヒドロキシプロリン」に2本のパルミチン酸を結合させた半合成誘導体。いわばコラーゲンの「鍵」をよりスムーズに鍵穴(皮膚)へ届けるための脂溶性プロドラッグとも言える設計思想を持つ。
通常、ヒドロキシプロリン単体は親水性が高く皮膚バリアを通過しにくいが、DPHPはパルミチン酸でアシル化することで角質層の脂質構造に馴染む脂溶性を獲得。表皮に浸透後、皮膚内のリパーゼによってパルミチン酸が切断され、活性体のヒドロキシプロリンとパルミチン酸が遊離する。遊離したヒドロキシプロリンはコラーゲン合成の基質・促進シグナルとして機能し、真皮のコラーゲン線維形成をサポートする。このように、DDS(Drug Delivery System)的発想を化粧品原料に応用した先進的なアプローチが特徴。
効果面では、即効性の引き締め・抗シワ効果と、肌の弾力改善・保湿効果の両立が報告されている。抗酸化活性はビタミンCを上回るとも言われ、エイジングケア素材としての総合力は高い。また、唇のツヤやボリューム改善など、スキンケア以外のリップ製品への応用事例もある。類似成分であるパルミトイルプロリンやパルミトイルヒドロキシプロリン(1置換体)と比較すると、DPHPは2つのパルミチン酸を持つことでより高い脂溶性と基質送達効率を持つ点が差別化要素。
安全性はEWGスコア1と高く評価されており、敏感肌や妊娠中の使用への懸念も少ない。コメドジェニシティも低く、配合濃度は最大5%が目安とされる。ナイアシンアミドやビタミンC誘導体、ペプチド類との併用でコラーゲン生成促進のシナジーが期待できる。エイジングケア・引き締め・保湿を一成分で担える高機能原料として、アンチエイジング訴求製品への配合価値は高い。
1件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)