| 成分名 | ケイヒ酸アミドプロピルトリモニウムクロリド |
| INCI名 | Cinnamidopropyltrimonium Chloride |
| 化学式 | C₁₃H₁₆NO・(CH₂)₃・N⁺(CH₃)₃Cl⁻(概略) |
| 由来 | 半合成 |
| 推奨配合濃度 | 0.5〜3% |
| 適正pH域 | 3.5〜7.0 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | カチオン界面活性剤 |
ケイヒ酸アミドプロピルトリモニウムクロリドは、シナモン(ケイヒ)由来のケイヒ酸(桂皮酸、Cinnamic Acid)を疎水性骨格とし、アミドプロピル鎖を介して第4級アンモニウム基(トリモニウムクロリド)を結合させたカチオン界面活性剤である。化学的にはアシルアミドアルキル型第4級アンモニウム塩に分類される。
負に帯電した毛髪・頭皮・肌表面にイオン的に吸着し、コンディショニング・帯電防止・平滑化効果をもたらす。同類のパルミタミドプロピルトリモニウムクロリドや従来のベヘントリモニウムクロリドと比較すると炭素鎖が短くやや刺激リスクが懸念されるが、植物由来アミド構造であることが特徴である。
ケイヒ酸自体は抗菌・抗酸化・抗炎症活性が知られており、その誘導体である本成分もわずかながらそれらの特性を継承する可能性が示唆されるが、第4級アンモニウム化による変化があるため過度な期待は禁物。
一方で、第4級アンモニウム塩全般に共通するリスクとして、過剰使用・蓄積による毛髪硬化・頭皮刺激・アレルギー反応が報告されており、特に敏感肌・アトピー素因のある人への使用には注意が必要。生分解性は脂肪酸エステル系に比べやや劣るとされ、環境負荷はやや高い。透明処方や低粘度処方への適合性が高く、ヘアコンディショナー・トリートメント・ヘアミスト等に配合される。
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