Ingredient Analysis

N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸ナトリウム液

アニオン界面活性剤 1件の商品に配合 ID: 87578
アニオン界面活性剤 泡立て・洗浄を担う陰イオン性界面活性剤
+40

安全性
+20

素材の品質
+20

使用感
基本情報
成分名N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸ナトリウム液
医薬部外品名N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸ナトリウム
慣用名・別名ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸Na、ココイルグルタミン酸Na
INCI名Sodium Cocoyl Glutamate
化学式C21H38NO7Na(主要成分:Nラウロイル体)
由来半合成
推奨配合濃度3〜10%
適正pH域4.5〜6.5
コメドジェニック度0/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ アニオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
洗浄力 ○ +20
皮脂・汚れへの洗浄・脱脂力
素材の品質 ○ +20
成分の素材品質・配合価値
安全性 ○ +40
肌・頭皮への安全性
補修力 ○ +20
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 ○ +30
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 ○ +30
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 △ +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 ○ +20
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 ○ +30
環境負荷・生分解性の評価

概要

ヤシ油脂肪酸とL-グルタミン酸を結合させたアミノ酸系アニオン界面活性剤(液状品)。弱酸性で皮膚・粘膜刺激性が極めて低く、アミノ酸系洗浄剤の中でも最もしっとり感が強いタイプ。毛髪への吸着性が高くコンディショニング作用に優れる一方、単体では起泡力が弱いため補助洗浄剤との併用が基本となる。

N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸ナトリウム液の解析

アミノ酸系洗浄剤のしっとり系代表格

ヤシ油(またはパーム核油)由来の脂肪酸とアミノ酸の一種であるL-グルタミン酸をアシル化結合させたアミノ酸系アニオン界面活性剤の液状品です。INCI名はSodium Cocoyl Glutamate(ナトリウム塩)で、化粧品表示名としては「ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸Na」とも表記されます。アミノ酸系洗浄剤のなかでももっともエモリエント(しっとり)タイプに位置づけられ、毛髪への吸着性が特に高く、洗いながらコンディショニング効果を発揮します。

弱酸性・低刺激性の強み

適正pH域が5.5〜7.0の弱酸性であるため、肌や髪の等電点に近い領域で洗浄が行えます。これによりキューティクルの過剰な開きを抑え、カラーリング後の色落ちを軽減する効果も期待できます。皮膚・粘膜への刺激性はアニオン界面活性剤の中でもトップクラスに低く、アレルギーや光毒性も報告されておらず、ベビーシャンプーや敏感肌向け製品にも広く採用されています。EWGスコアも低く(2/10)、安全性への信頼度は高い成分です。

泡立ちの弱さという課題

最大の課題は単体での起泡力の低さです。もともと泡立ちが弱いうえに、皮脂・整髪料・汚れが存在するとさらに泡が消失しやすくなります。実用的なシャンプー・洗顔料として機能させるためには、コカミドプロピルベタインやラウリルベタイン、ラウロイルグルタミン酸Naなどの補助洗浄剤との併用がほぼ必須です。この成分単独で配合処方を組む場合は、仕上がりが過度にしっとりして洗い流し感が得にくいケースもあるため注意が必要です。

使用用途と位置づけ

シャンプー用途が最大の採用先ですが、洗顔料・ボディソープ・ベビー用品にも幅広く使用されます。医薬部外品成分としても承認されており、育毛剤・染毛剤・パーマ剤など多様なカテゴリへの配合が認められています。洗浄力よりも安全性・低刺激性・しっとり感を優先したい処方設計に最適な洗浄剤です。

相性の良い成分

他のアミノ酸系界面活性剤 コンディショニング成分 植物オイル

相性の悪い成分・混合注意

強酸化剤 強アルカリ剤

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