| 成分名 | N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸ナトリウム液 |
| 医薬部外品名 | N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸ナトリウム |
| 慣用名・別名 | ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸Na、ココイルグルタミン酸Na |
| INCI名 | Sodium Cocoyl Glutamate |
| 化学式 | C21H38NO7Na(主要成分:Nラウロイル体) |
| 由来 | 半合成 |
| 推奨配合濃度 | 3〜10% |
| 適正pH域 | 4.5〜6.5 |
| コメドジェニック度 | 0/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | アニオン界面活性剤 |
ヤシ油(またはパーム核油)由来の脂肪酸とアミノ酸の一種であるL-グルタミン酸をアシル化結合させたアミノ酸系アニオン界面活性剤の液状品です。INCI名はSodium Cocoyl Glutamate(ナトリウム塩)で、化粧品表示名としては「ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸Na」とも表記されます。アミノ酸系洗浄剤のなかでももっともエモリエント(しっとり)タイプに位置づけられ、毛髪への吸着性が特に高く、洗いながらコンディショニング効果を発揮します。
適正pH域が5.5〜7.0の弱酸性であるため、肌や髪の等電点に近い領域で洗浄が行えます。これによりキューティクルの過剰な開きを抑え、カラーリング後の色落ちを軽減する効果も期待できます。皮膚・粘膜への刺激性はアニオン界面活性剤の中でもトップクラスに低く、アレルギーや光毒性も報告されておらず、ベビーシャンプーや敏感肌向け製品にも広く採用されています。EWGスコアも低く(2/10)、安全性への信頼度は高い成分です。
最大の課題は単体での起泡力の低さです。もともと泡立ちが弱いうえに、皮脂・整髪料・汚れが存在するとさらに泡が消失しやすくなります。実用的なシャンプー・洗顔料として機能させるためには、コカミドプロピルベタインやラウリルベタイン、ラウロイルグルタミン酸Naなどの補助洗浄剤との併用がほぼ必須です。この成分単独で配合処方を組む場合は、仕上がりが過度にしっとりして洗い流し感が得にくいケースもあるため注意が必要です。
シャンプー用途が最大の採用先ですが、洗顔料・ボディソープ・ベビー用品にも幅広く使用されます。医薬部外品成分としても承認されており、育毛剤・染毛剤・パーマ剤など多様なカテゴリへの配合が認められています。洗浄力よりも安全性・低刺激性・しっとり感を優先したい処方設計に最適な洗浄剤です。
1件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)