Ingredient Analysis

N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸カリウム液

アニオン界面活性剤 2件の商品に配合 ID: 87579
アニオン界面活性剤 泡立て・洗浄を担う陰イオン性界面活性剤
+40

安全性
+20

素材の品質
+30

使用感
基本情報
成分名N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸カリウム液
医薬部外品名N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸カリウム
慣用名・別名ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸K
INCI名Potassium Cocoyl Glutamate
化学式C₁₂-C₁₈アシル-L-グルタミン酸カリウム(主成分:ラウロイルグルタミン酸カリウム)
由来植物性,半合成
推奨配合濃度2〜8%
適正pH域4.5〜6.5
コメドジェニック度1/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ アニオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
洗浄力 +40
皮脂・汚れへの洗浄・脱脂力
素材の品質 +20
成分の素材品質・配合価値
安全性 +40
肌・頭皮への安全性
補修力 +10
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +30
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +20
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +30
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +30
環境負荷・生分解性の評価

概要

ヤシ油脂肪酸とグルタミン酸を縮合したカリウム塩のアニオン界面活性剤(アミノ酸系)。弱酸性で低刺激、適度な洗浄力と優れた起泡性を持ち、使用後はしっとりとした感触を付与する。カリウム塩の特性からNa塩よりもさっぱり寄りの仕上がりとなり、脱脂力は穏やかで頭皮・肌への優しさが際立つアミノ酸系洗浄剤の代表格。

N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸カリウム液の解析

アミノ酸系洗浄剤のしっとり・低刺激代表格

ヤシ油脂肪酸とグルタミン酸を縮合したカリウム塩で、アシルグルタミン酸塩(AG)に分類される陰イオン(アニオン)界面活性剤。化粧品表示名は「ココイルグルタミン酸K」。1973年頃から使用実績があり、洗顔料・シャンプー・ボディソープ・ハンドソープなどリンスオフ製品を中心に幅広く配合されている。

弱酸性・低脱脂・コンディショニング洗浄

皮膚と同じ弱酸性領域でpHを設定できることが最大の特徴の一つ。ラウリン酸を50%以上含むヤシ油由来の脂肪酸組成により洗浄力・起泡力は十分確保されているが、過剰な脱脂を起こしにくく、洗い上がりにしっとり感が残る。軟水・硬水どちらでも起泡性を発揮する耐硬水性も強みであり、地域を選ばず安定した泡質を提供できる。カリウム塩であるため同骨格のNa塩より若干さっぱりとした仕上がりになり、しっとりしながらべたつかない処方設計に向く。

アミノ酸系特有の課題:泡立ちの弱さ

優れた低刺激性の裏返しとして、単体での泡立ちが弱いという課題がある。汚れや皮脂、整髪料が存在する環境下ではさらに起泡力が落ちやすく、単独処方では泡量が不十分になりやすい。実際の製品ではコカミドプロピルベタインやラウロイルサルコシンNaなど補助界面活性剤と組み合わせて使用されるケースがほとんど。また、ぬるぬるした感触ゆえすすぎ残しが生じやすく、十分なすすぎが必要な点も留意したい。

安全性・環境負荷

皮膚刺激性・感作性がともに極めて低く、軽度の眼刺激性は報告されているものの全体的な安全プロファイルは洗浄剤中でトップクラス。ベビーシャンプーへの採用実績もあることからその安心感は折り紙付き。また生分解率90%以上と高く、環境への負荷が低いエコフレンドリーな成分でもある。ただし高価格帯原料であるため、安価な市販品への配合は少なく、敏感肌向け・高機能ラインに多用されている。

相性の良い成分

ベタイン グリセリン パンテノール

相性の悪い成分・混合注意

陽イオン界面活性剤 強酸化剤

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