| 成分名 | N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸カリウム液 |
| 医薬部外品名 | N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸カリウム |
| 慣用名・別名 | ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸K |
| INCI名 | Potassium Cocoyl Glutamate |
| 化学式 | C₁₂-C₁₈アシル-L-グルタミン酸カリウム(主成分:ラウロイルグルタミン酸カリウム) |
| 由来 | 植物性,半合成 |
| 推奨配合濃度 | 2〜8% |
| 適正pH域 | 4.5〜6.5 |
| コメドジェニック度 | 1/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | アニオン界面活性剤 |
ヤシ油脂肪酸とグルタミン酸を縮合したカリウム塩で、アシルグルタミン酸塩(AG)に分類される陰イオン(アニオン)界面活性剤。化粧品表示名は「ココイルグルタミン酸K」。1973年頃から使用実績があり、洗顔料・シャンプー・ボディソープ・ハンドソープなどリンスオフ製品を中心に幅広く配合されている。
皮膚と同じ弱酸性領域でpHを設定できることが最大の特徴の一つ。ラウリン酸を50%以上含むヤシ油由来の脂肪酸組成により洗浄力・起泡力は十分確保されているが、過剰な脱脂を起こしにくく、洗い上がりにしっとり感が残る。軟水・硬水どちらでも起泡性を発揮する耐硬水性も強みであり、地域を選ばず安定した泡質を提供できる。カリウム塩であるため同骨格のNa塩より若干さっぱりとした仕上がりになり、しっとりしながらべたつかない処方設計に向く。
優れた低刺激性の裏返しとして、単体での泡立ちが弱いという課題がある。汚れや皮脂、整髪料が存在する環境下ではさらに起泡力が落ちやすく、単独処方では泡量が不十分になりやすい。実際の製品ではコカミドプロピルベタインやラウロイルサルコシンNaなど補助界面活性剤と組み合わせて使用されるケースがほとんど。また、ぬるぬるした感触ゆえすすぎ残しが生じやすく、十分なすすぎが必要な点も留意したい。
皮膚刺激性・感作性がともに極めて低く、軽度の眼刺激性は報告されているものの全体的な安全プロファイルは洗浄剤中でトップクラス。ベビーシャンプーへの採用実績もあることからその安心感は折り紙付き。また生分解率90%以上と高く、環境への負荷が低いエコフレンドリーな成分でもある。ただし高価格帯原料であるため、安価な市販品への配合は少なく、敏感肌向け・高機能ラインに多用されている。
2件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)